朝から、タージマハルを見に行った。


Kが呼んだガイドが来るので


160ルピー(チップ込み)と値段を確認しておいた。



Kは私をタージマハルの付近で降ろし、駐車場へ行った。



私はガイドと会い


門の前で丁寧に説明をしてくれる彼に、ほっとした。普通の人だ。



しかし、いざ、タージマハルに入る時に


そのガイドは何かしらの問題があるらしく


中に入れないと言っていた。



ガイド 「この道をまっすぐ行けば、大丈夫だから。」



見送るガイド。


さよなら。5分だけのガイド。。




結局ガイド無しになってしまい、1人で中に入った。



インド一人旅 M子のブログ -タージマハル


トンネルを抜けると




インド一人旅 M子のブログ -タージマハル2

世界遺産!




インド一人旅 M子のブログ -タージマハル3

インド人に記念撮影を頼まれた。


全然構わないけど、、なぜ・・・?アジア人は珍しいのかな。




10分くらいすると、後からガイドが追いかけてきた。




ガイド 「 追いついて良かった。


 200ルピー払って、入れてもらったんだよ。






・・・人はそれを、賄賂と呼ぶと思いますが・・・。



あえて何も聞かなかった。




ガイドといえど、タージマハルはそんなに広くも無く


たいして説明もなかった。



ガイドが少し休憩しようというので広場で一息ついた。



今後はどこを回るの?と聞いてきたので


今夜バラナシに向かうよ。と言うと



ガイド 「車で行くの?


あのドライバー、君からお金を取ろうとしてる良くない奴だよ


( 友達なのに、ひどい言われようー。)


良かったら僕がバラナシのガイドをするよ。」



私 「いや、電車だし、ガイド無くて良いです。」



ガイド 「電車のチケットは返金できるし、車で行ったら楽しいよ。


     今と別の車を呼ぶからさ。 (本当にひどい言われよう・・。)」



しかし電車でさえ12時間かかる道のり


どうしたら車で行けるだろう。




ガイド 「そして僕がついて行って案内するよ。」



私 「・・・何でわざわざ? 

  

  現地には、現地のガイドがいるし、あなた、アグラのガイドでしょ?」



と、一応つっこんでみると




ガイド 「僕、バラナシって


行ったこと無いから、見てみたいんだ。」





それって、ただの興味本位では・・?ていうかガイドは・・・?



いや、電車で良いよ。と返しておいた。



それから、彼の彼女が電話をしてきて


その報告をされたり、もはやどうでも良い話だった。


私は、タージマハルの説明を聞くためにガイドを呼んだのであって


インディアンボーイの恋の行方を探るためではない



ガイド 「いや、今綺麗なお客と歩いてるよ、って彼女に言ったんだ。」


褒めても何も出ないよ。出さないよ。



なんだか疲れてきた。



出口付近になって、


「ガイド料は200ルピー+チップだよ。君が楽しんだならチップは弾んでね。」


と言うけど


私は160ルピー(チップ込み)と聞いていたので


それ以外払わないよと言ったら、ガイドが困っていた。



ガイド 「僕はここに入るのに200ルピーも払ったんだよ!」


それは私には関係ないじゃん・・・。




どうしても160で納得できない様子なので


ドライバーKのところまで連れて行って話をした。


Kに 


「160ルピーって言ったよね?私はそれ以外払わないよ。このガイドに言ってよ!」


と文句を言うと


Kはヒンディー語でガイドに話をしていた。


内容は分からないけど、あまり良くない空気だ。


ここインドでは、仕事の繋がりがかなり重要らしく


人の仕事の支払いに関しては口を出さないらしい。


例えば観光客が物凄くぼられていても周囲の人は絶対何も言わないし、


ホテルのフロントの人さえ、物価や相場を教えてくれなかったりする。


極端に言えば、社会全体が詐欺に加担してるようなもんだと思う。




私とこのガイドとの支払いに、ドライバーが口を出すものじゃないみたいだけど


もう160ルピーと聞いたのだから、私はそれ以外払わなかった。


ガイドはしぶしぶ帰っていった。


賄賂まで払ったのに、働いた分だけ損したんだろうな。



それから、特にもう見たいもの物も無かったので電車の時間までホテルに居た。


電車のチケットは、Sの弟がホテルまで持ってきた。


(私はかなり急にツアーを決行したので、


スタート日に、電車のチケットが間に合わなかった。)


チケットを見て不安になる。


なんか3Aって書いてあるんだけど・・・。


Sは電車は安心できる席だよ。


女性のみだからと言っていたけど、寝台車で女性のみなんて聞いたこと無い。


というか、私が払った値段からいったら普通1A(一番良い席)じゃないの?



KやSの弟に聞いてみたけど「分からないけど、エアコンは付いてるし


大丈夫だと思う。」と言われた。


インド一人旅 M子のブログ -牛


関係ないけど、街中の牛。


その道ばたで、ゴロゴロしてます。





その後、Sの弟は一緒に車に乗り込み、電車の時間まだ相当あったので


有名な城を見ることになった。


1人で回ろうと思ったら、どうやらSの弟が一緒に中に入るらしい。


特に気にしないで居たら、入場の所で係りに止められた。

どうやら、ガイドの資格の無いものが


観光客と一緒に入場し、ガイドをすると問題があるらしく


何度も何度も


「彼は君のガイドではないのか?」と聞いてきた。



ガイドじゃありません。


むしろ、友達でもありません、と言いたかったけど


英語が全く分からない振りをして、とぼけていた。



しかし流石に警備が厳しく、何度も何度も説明されるし


あげく、別のガイドをつけると言われたので


 「1人で入るから良いです。」と断って中に入った。



城の中を周る。


15分くらい後、Sの弟が追いかけてきた。


私とバラバラで行動するという事で、入場を許可されたらしい。

それからSの弟が、途中で休憩しようというので広場で座った。



やっぱり周囲の視線が突き刺さる。


インド人男とアジア女が一緒に居ると目立つ。

Sの弟は「ねぇ、みんなが僕らを見てるよ!」と楽しそうだったけど


私としては早く車に戻りたかった。



予定より早かったけど、Kに電話をして


ゲート付近に来てもらうよう話した。



私は先に出口を出て、その5分くらい後にSの弟が出てくる事にした。


あくまで中では別行動だったというように。



私が、車の付近まで着いたとき、Kは居なかった。


車の周りをうろうろしていると物乞いの子供が沢山集まってきた。


ポストカードを買ってと強請られ困った。


何件か並んでいた売店の一つに入ろうかと思ったけど、


売店でくつろぐおじさんたちが


「カム、カム!お姉ちゃん、カム!」と言うので


逆に入る気が無くなってしまった。




再度Kに電話をするも繋がらない。どうしたものか・・・。



私は1人の子供を捕まえて、


「私のドライバーを見つけたら、50ルピーで葉書を買うよ。」と伝えた。



大抵のドライバーが待つところなんて、周辺の決まった店だろうから


もしかしたら見つけてくれるかもしれない。


軽い気持ちで言ったのだけれど


子供達は「どの車?どのナンバー?」と聞いてきて


色々な売店に走っていった。


ワラワラと走り去る子供達を見て


思ったより大事になり、ちょっとまずいと思った。



それからSの弟が車の側に戻ってきた。


子供は彼を見て、「見つけたよ!!だから買って!」と言われたけど


彼はドライバーじゃないんだよ、と伝えた。



それからフラフラとKがどこからともなく出てきたので


私は早くドアを開けるよう急かした。


子供達は「僕が見つけたんだよ」と口ぐちに言っていたけど


私は「自分で見つけたよ。」と言って、何も買わずにそのまま車に乗り込んだ。



その後も、子供たちがバンバン車の窓を叩くので


Kが10ルピー払っていたが、


ポストカードは受け取り忘れた。



それから、駅に向かう車の中で


Sの弟の「I love you .」が始まった。


君は綺麗だから僕は君と結婚して日本に行くんだ。 と言っていた。


Sとまるきり同じ文句なんだけど。。



後部座席での席も近いし、触れるのも嫌だったので


「私の宗教では、未婚の女性は他の男性に触っちゃいけないの。(嘘)


あんまり触ると、私の神様が怒るんだよ。」というと


それから彼は、逆に、私との一切の接触を恐れるような感じだった。



それでも、Sの弟はよく喋っていた。


Sについても


「知ってる?



Sって子供が2人居るんだよ。」と言っていた。


私はSからは未婚だと聞いていて、それはどうでも良かったけど


やっぱり嘘をつかれていた事には、良い気分がしなかった。



ただ、何も知らない振りをして聞いていた。


そして、今私が借りている携帯もSの奥さんの携帯らしい。



「でも、Sはこの携帯を私にくれるって言ったんだよ?」と弟にいったけど


「それは無理じゃないかな・・・。」と言っていた。



私は、自分の携帯を車内で紛失した不利をして


S弟の携帯を借りて、Sに電話をかけた。



「 S? 今、あなたの携帯を無くしちゃったんだけど・・・

 

でも、これ”あげる”っていってたから、良いよね?日本語では”あげる”って


 私にプレゼントするって意味だし。


もう私の物だもんね。」



するとSはまた困ったように


「いや、だめだよ。それは旅の途中に不安だろうからあげただけだから、


旅行が終わったら持って来て。」



どうやら彼は、あげると貸すの区別が無いらしい。


「そっか。でも無くしちゃったみたい。一応探すけどごめんね。」と言って


電話を切った。



本当は、この携帯はこの場でS弟に返して、


私は新しい物のを買いたかったのだけど、


時間も無いし、結局この携帯を持って電車の旅に移ることにした。



(S弟が「デリーに帰ってきたら連絡して!」と仕切りに言っていた。)


駅に着き、ここでドライバーKと別れた。



駅のホームまではSの弟がついて来た。


流石に夜の電車(しかも初めて)に1人で乗る勇気が無い。


Sの弟と言えど、今頼れるのは彼だけだ・・。 


しかしここの駅の治安は良くないらしく


S弟「あんまり僕に話しかけないでね。」


言っていた。



そんな駅のチケット、私に売らないで下さい・・・。




ホームで電車を待つけど、1時間ほど遅れているらしく、一向に電車は来ない。


途中、白人女性の2人組みがいたので、話しかけて、


一緒に居させてもらった。


彼女達はアイルランド人だったので、色々話が出来て嬉しかった。


Sの弟は、電車がまだ来ないのに「僕、もう帰っていい?」と言うので


どーぞ、 と言うとあっさり帰っていった。



アイルランドの彼女達はインドの前はアフリカを旅していたらしい。


上はタンプトック、下は7部のパンツで、


インドの女性にはあらぬ露出度で、とても目立っていた。



でも、私が、インド人がぺたぺた自分を触って来るんだよと話をすると


「信じられない。私達はそんな事はないよ。」といわれた。


私の方がはるかに露出が少ないのに、


そして彼女達の方がかなりセクシーなのに、この差。


やっぱり日本人はなめられてるんだなぁと思った。



やっと電車が来た。予定していたホームが変わったのでバタバタした。


彼女達は1A(一番良い席)だった。


私もクラスチェンジしたかったので、中の駅員に言ってみたけど


1A座席は満員らしい。


仕方ないので、1Aの列車から2Aを超えて3A席までやってきた。



そこは、それまでの空気とかなり違い、


人でごったがえしていた。


ここで私は一晩明かすの?


私が男だったら問題ないかもしれないけど、一応生物学上、女なんだけど。


怖い。


しかも、電車の席が、全て入れ替わっていたらしく、


自分のシートの番号を見つけたときは、かなり驚いた。


49番。確かにここの席だけど、そこは


インド人男性でひしめく長椅子。その一角が私の席?



一応、席の付近のインド人に私の席を聞いてみた。


すると、一瞬キョトンとしていた彼は


「そうだよ、ここが君の席だよ!」と言い


周りの人も「そうだ。そうだ。」と合唱しはじめた。



まじで。何だって言うの。


Sとか嘘つきまくり。どこか女性だけなの。どこが安全な席なの。


もはや寝台でもないじゃない。



途方に暮れていると、後ろから10代くらいの男の子が


「席が全部変わったんだよ。すぐに車掌が来るからここで立って待ってなよ。」


と教えてくれた。


ただ、私は何がなんだか分からなくなり


その場で、もう何にも分かんないよーと独り言を言っていた。



車掌らしき人がやってきて、私に新しい番号をくれて、


やっと自分の席が確保できた。



そこは一応寝台になっていて、自分の寝るだけのスペースはあるのだけど


カーテンも仕切りも無く、


寝ていると、全ての寝台のインド人が私を見ていた


こわい・・。


お陰で、12時間、私はトイレも食事もせず、


寝るのもままならず、暇な時間は日記を書き続けた。


ちなみにこの時、


相当困惑して、もともとつたない英語がさらに支離滅裂になっていた。



車内では1人1枚、毛布(ブランケット)が配られるのだけど


ブランケットの意味さえも分からなくなった。



1人のインド人が私に


「君はブランケットを2枚持ってないか?」と聞かれ


私は毛布を握り締めながら、


「ブランケットなんて一枚も持ってないよ。


 もらえるもんなら、私も欲しいよ!」と言った。





「君のその手にあるのがブランケットだよ。」と返され


やっぱり周りのインド人に笑われた。

朝方、体調は回復していた。


お腹も痛くなかったし、めまいもしない。


ただ、ここ数日食欲が無く、それが不安だった。



エージェントのSに電話をして、


今後の日程をキャンセルできるか聞いてみようと思った。



いくらか返金できるなら、一度デリーに戻って


体調を整えてから、全部やり直したかった。



ここ数日でKも信用ならなくなってきたので


彼には黙っておこうと思ったけれど


Sの携帯番号を忘れてしまったので、

Kに聞くしかなかった。



とりあえず早朝なので、Kが起きてるか電話してみる。


出ない。



仕方なく、朝食がわりにチャイを飲み、時間をつぶし


再度電話するも、やっぱり出ない。


Kの部屋まで行って見る事にした。




kの部屋の前にたどり着く。


ノックする前にもう一度、電話してみた。


部屋の中から、携帯の着信音が聞こえる。


まだ寝ているんだろうか?



ドアは半分開いていたので、そっと覗いてみたら




ベットに座りながら、テレビをがん見してるKが居た。






携帯!



めっちゃ鳴ってるんですが!




もういい・・・。





とりあえず、ノックして入りkに電話のことを言うが



K「気がつかなかった。」


らしいので、仕方ない。気がつかないものは仕方ない。


ドア越しの私にも聞こえるくらいの、


携帯の音量に気がつかないなら


それはもうKの責任じゃない。



とりあえずSの番号を聞き電話する。


Sと私は日本語で話すのでKには分かるまい。



「体調が悪くて、今後の日程をキャンセルしたい。いくら返ってくる?」


と聞くと、Sも相当困ったようで


「いや、お金は返金できないよ・・」



確かに、日本でだって返金出来ないと思ったけど


インドマジックで、ごり押ししてみた。



「これから電車も使うでしょ?


電車は数日前なら返金可能でしょ。その辺はいくら返ってくる?」



Sは「電車で、○○ルピーくらいだけど・・・。」



電車は一番安全な席で、といっていたので


一等席だとそんなもんかなぁ。


ていうか、返金できるんだ w


ただ、私は 「考えさせて」 と言って、電話を切った。



最後にSが言っていた



「Mが居なくて、ワタシ寂しい寂しいになってるよ。」


という台詞が、耳に残った。


彼には、この台詞で成功した前例があったのだろうか・・・。




ただ、ここまで来て、次のタージマハルを見ずに帰るのも微妙なので


やっぱり決行することにした。



Kが、今の電話は何だったのか?と聞いてきたけど


”体調が悪かったのを伝えただけ”と言っておいた。



K 「具合が悪いなら病院に連れてくし、薬局にだって行く。


  Sに電話する前に僕に言ってよ。



  僕は君の運転手なんだから!!」




と、運転手歴6年のプライドを見せたが


それ以前に、朝から何度も電話した私を



無視し続けたのを、



君はもう忘れたのか。



凄い、この神経。


やっぱりインドで暮らすならこうでなくちゃだめらしい。




私は、なんとなく機嫌が悪かった。


SやKの言動にもイライラもしていたし、

車の中でも黙り込んでいた。



Kは流石に、本当に体調が悪いのかと思い


途中で私を休憩場所に下ろした。


そこはストリートチルドレンの為の施設らしく


子供が木に登ったりして遊んでいた。


1人の子供が近づいてきた。


インド一人旅 M子のブログ -すとちる

自分の鳥を見せたいらしく、

私を鳥かごのまえにつれていき


これがオスでこっちがメス、夫婦なんだよ。と教えてくれた。



それから少し休んで、子供に癒されたのか


機嫌も直り、出発しようという時に


こっちに来てと、知らないおじさんに呼ばれた。


一つの部屋があり、宝石が沢山並んでいた。



また、押し売り??もう沢山。


「全然欲しくない!何も欲しくないから今すぐ出る!!」


叫んだけど、「見るだけ見るだけ」と言われて座らされる。


こんなにヒステリックに叫んでるのに動じないインド人って凄い。


それから、そのおじさんは、この日本人がこの宝石を買っていったとか


紹介しはじめ、誰かのパスポートのコピーまで見せてきた。




このおじさん、



個人情報を何だと思ってるんだ。



なんだか涙が出てきて、腕につっぷして顔を隠した。



ここはインドなんだから、皆商売をして生きているんだから


多少強引だとしても、あんなに叫ぶことも無かったんじゃないか。


あの可愛い子供の前で、なんで取り乱しちゃったんだろうとか


それでも昨日の痴漢やSは気持ち悪いしインド最悪とか


色んな考えがごちゃごちゃだった。




説明していたおじさんも、私の全くの聞く気のなさに途中で話を打ち切った。


話が終わったので、一目散に車に戻った。


Kに鍵を早くあけるよう頼んで車に乗り込んだ。



Kに泣いた理由を聞かれたけど


私がどんなに詳細に、この乙女心を説明したところで




K 「O.K.~♪ 」 




の一言で返されて終わるのが分かっていたので、何も言わなかった。



インド一人旅 M子のブログ -いのしし

ちなみにジャイプル。いのししがいました。





それから、アグラへ向かった。



ちなみにここでKから、明日のタージマハルのガイドを頼むか?と聞かれたので

お願いした。


事前に頼んでおけば変なガイドは来ないのかな。

前回みたいなことになりませんように。



それから、明日でKとはお別れ。


その後は電車の旅になる。言ってみれば最後の夜。


Kから提案が出た。




K 「今夜は、僕達最後の夜じゃない?


だからさ、








今夜、僕とセックスしよう?











え・・・?



私はその発言の内容よりも


今までカタコトだった彼の英語が



最後の一文だけ



たら流暢だったのに驚いた。



使い慣れてる。



私は NO と言い


彼はその後、焦ったように


「さっきのは忘れて。気分を害さないで!」と言っていた。


流石にそれ以降、Kはその話もシモネタも言わなくなった。




途中で、有名らしい公園に行った。


”行き先はKにお任せ”だったので気づかなかったけれど、


帰国後に調べてみたら、ここは


ケオラデオ国立公園という世界遺産だった。



インド一人旅 M子のブログ -ジャングル


ただ、そのときは相当暑かったので、


ここはスルーして宿へ・・・


と、観光客らしからぬ発言をしたけれど


ここは有名だから見ろ。と言われて


しぶしぶ園内へ。ていうか、世界遺産なのに。




園内では自転車のような乗り物があって


おじさんがそれを漕いでくれる。


私は後ろの荷台のようなところに乗った。



園内は凄く広く、ツアリストは何泊か園内のホテルに滞在して


見て回るらしい。



私は2~3時間ほど中を見て、引き返したけど


それでも色々な動物が見られた。


ふと、Kが、


「君の彼氏が居るよ。」



と指差したので見てみると猿が道路に座っていた。




さっきまで、SEXがどうとか言ってたのに


随分な扱いになった。


運転していたおじさんがひそかに笑っていた。




アグラに着いたのは夜遅くだった。


近くに遊園地があるらしく


電飾が本当に綺麗に輝いてる。



インド一人旅 M子のブログ -オレンジ


多分日本だったら、他のビルの明かりなどで


褪せてしまいそうだけど

インドでは本当に綺麗に見えた。


偽ミッキーや、微妙なキャラクターが沢山居たのは

見なかったことにしておいた。




それからやっと宿に着いた。


夜は、疲れてて眠くなったのですぐに寝た。





今日は一日ジャイプル観光。


ジャイプルは建物が皆ピンクなので、ピンクシティと呼ばれる街。


名所が沢山あるので、見ごたえがあるところでもある。




まずはアンベール城という城に行く。


(名前、違うかもしれません汗)


インド一人旅 M子のブログ -あんべる


運転手Kから「誰かに声をかけられても、絶対答えないこと」と念を押される。



1人で行動すると、物売りや物乞いが凄く集まってくる。


Kの入場料は払うから、中まで付いてきてよと頼んでみたけど




客商売にあってはならないくらい



思い切り嫌な顔


をするので、1人で行ってきた。




車から降りると、1人の男が近づいてきた。


自分は、政府の公認のガイドだと言う。


150ルピーで宮殿内を案内すると言って来た。


ガイドの有る無しじゃ確かに違うなぁ目と思い、頼んだが


さっそく騙されていた。


(皆、政府公認って軽々しく使ってます。大半嘘です。)



そういや数秒前、「誰とも話すな」と言われたばかりだったのに


みごとに鳥頭・・・汗




中を周ると、最初は丁寧に案内してくれた。


ただ、一つ気になったのはこのガイド、





顔が弱冠近い




英語を聞き取りやすいように、


親切心で耳元近くで話してくれているのかと思ったけど


顔だけじゃなく、全体的に距離が近い。あせる


日本人のパーソナルスペースは広いというけれど


インド人、近すぎじゃない・・・?



そしてたまに、胸あたりに手が当たるんだけどわざとやってるんだろうか。


インドでは痴漢が多いと言うのは聞いていたけど、


政府公認のガイドまでもが痴漢なんだろうか。



そして衝撃的だったのは、少し高い塀の前に来たときのこと。


塀の向こうに庭が見えるらしいけど


それは170センチくらいあり、女性には向こう側が見えづらい。


背伸びをして顔を出そうとしていたら、


いきなり後ろからガイドが脇を掴んで上げてきた。



というか、脇を通りこして胸を掴んできた。



やーめーてーー!!むかっむかっ




なんで見ず知らずのおっさんに脇、もとい胸を掴まれてんだろ。


向こう岸なんて見えなくていいから、触らないで!!DASH!と言い、


その後も微妙な空気でガイドをしていた。


これがインドに来て数日の事。まだ右も左も分からず、そのままにしていたけど


いまだったら絶対滅茶苦茶怒って、料金だって払わなかったのに。悔しい・・・。



インド一人旅 M子のブログ -鏡


インド一人旅 M子のブログ -城



ただ随所で、写真は沢山撮ってくれる。


鏡にうつる自分を撮ってくれたり


なんでもないところでも。


痴漢のくせに、マメ !!




車に戻り、Kに痴漢ガイドの事を訴えると


「だから、誰の話も聞くなって言ったのに。

 ガイドがほしかったら事前に頼んでおいたのに。」


とあっさり言われて終わった。




その後は象のタクシーに乗ってみた。



インド一人旅 M子のブログ -ぞう

思ったより高く、それに揺れるので落ち着かない。ガーン


でもインドにきた目的の一つが達成できたので満足だった。


ただ、降りる時が問題。


座った象といえど、かなりの高さがあり、


手すりも何も無いところから地面に降りるのは至難の業。叫び



象使いのおじさんは素早く地面に降りていったが


私はどうやって降りれば良いんだろう。


心配しながら下を見ると



象使いのおじさんが



腕を広げて立っていた。





そこに、その胸にダイブするんだ・・・。



さっきの痴漢ガイドのこともあり、見知らぬおじさんの腕を借りるのも嫌で、


周囲の人に手だけ借りて何とか降り立った。



横を見ると、広げた腕を、ゆっくり下にするおじさん。


善意だったら本当にごめんなさい。



そしてそこで私は髪留めのゴムを無くした。


象の背中に置いてきたんだろうか。


一応車の中も探したけど無かった。




それから、なんか分からないけど有名だと言うので


池みたいなところで下ろされ、写真を撮った。



そこに赤ちゃんを抱えた物乞いがよってきて、


お金をくれと言う。


その目はこれ以上無いくらい悲しそうだった。


が、次の瞬間、私の背中に何か入って来た。ムンクの叫び


虫のようだ。


なんだかざらっとした感じがありパニックになった。


インドに来て、ハエには慣れたものの


時に、とんでもなく大きなゴキブリにも遭遇して、


やっぱり虫は苦手だった。



走ったりジャンプしたり、しばらくもがくと


そのざらっとしたものがやっと居なくなった。



気がつくと、物乞いが大爆笑していた。



彼女の視線の先をみたら、さっき失くしたと思ったゴムがあった。


首筋あたりに引っかかっていたゴムが、背中に入ったようだった。


ゴムを虫と間違え、パニックになった私を爆笑する物乞い。



さっきあんなに悲しそうだったのに。 あれは演技だったの・・・?えー




それからシティパレスという


マハラジャの子孫が住む宮殿に行った。


私はインドに来てから、ほとんどアジア人を見かける事はなかったけど


宮殿内に韓国人の女の子が1人いたので


嬉しくてさっそく話しかけた。



私 「 こんにちは。 どこから来たんですか?きらきら 」


女の子 「  ・・・・。 」



私 「 あの、 私、まだ タージマハルとか見てなくて楽しみなんですけど、


もう行きましたか??きゃー 」


女の子 「 ええ。 」



私 「・・・そうなんですかー。 良かったですか??汗


女の子 「・・・・。」



私 「 あの・・・1人で旅行しているんですか?↓↓


女の子 「 違います。 」




彼女は随分前から1人でこの辺をウロウロしていて


一人旅だと思うけど、違うと言うのなら違うんだろう。


妄想内で彼氏と一緒に歩いてるのかもしれない。


だったら私も1人旅じゃなく、



5人旅くらいになりそうだ。



とりあえず、凄くそっけなく返されて、心が折れたので退散した。


でも、インドで女1人旅をするなら、それくらいそっけないほうが


安全なのかもしれない。




それから宿に帰ったのだけど、なんだか体調が良くない。


頭がクラクラする。


発熱なのか、日射病なのか分からないけど、


食欲が無くめまいがする。


日本のインフルエンザの影響もあり


体温計を持参していたので測ってみると37.2度。


微熱!悔し泣き


原因は分からないけれど早めに対応しておいた方が良い。


体調が悪いと宿のオーナーとKに言うと、


薬局まで連れて言ってくれて130ルピーで薬を買った。



宿に帰る途中、Kがビールを買うと言い出した。


別に彼が飲む分だし、私は車内で待っていた。
 


K 「今日君も飲むんだよ。」






 ・・・。


?? ? あれ?




私、体調悪いって言ったよね・・・?? 


その薬を買いに行ったんだよね、今。風邪ひき



その帰り道に、




どこをどうしたらその会話になるんだろう。


インドマジック??




「今日は薬を飲むので絶対にアルコールは飲まない。」 と言うが


Kは大丈夫、大丈夫。と言う。



人の体を何だと思ってるんだ。



だいたい、今現在、体調不良で気分が悪いのに


お酒なんて飲むテンションじゃない。



結局その日の食事は、


昨日と宿の屋上のレストランで


kとその友達がやってきて、一緒に食べた。


その人は、お手製のカレーを作ってきてふるまってくれた。


( が、私は、それに当たったのか、凄い腹痛になった。)



Kは何本だかわからないけどビールを飲んでいて


私は食欲もなく、お酒も一切飲まなかった。


Kが途中で電話で長時間話し出し、


私は、だんだんお腹が痛くなってきたので


先に部屋に帰って寝た。



私はほとんど食べなかったので、お金は払わなかった。


Kは、私が払うと思ったからか、かなり飲み食いしてようだが、


いい気味だ。



その日の夜は、めまいと腹痛でトイレとベットを何往復もした。


明日は別の場所に移動する日なのに、


朝までに治らなかったらどうしようと不安だった。