この度のレポートは、先日観覧した『月夜のからくりハウス』の上映会の模様です。
『月夜のからくりハウス』・・・。これは、女優でタレントの東ちづるさんが代表を務め、”社会的な違い”を持つ人たちが、違いをハンディではなく特性として受け入れられる社会を創ろうとして活動するGet in touchが制作した舞台の記録映画の上映会です。
場所は神田神社境内にあるEDOCCO STUDIO。神田神社と言うとピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、広く神田明神の名で親しまれるお江戸の名所の一つ。訪れるのは初めてですから、そこがどんな佇まいかドキドキがとまりません。
地下鉄千代田線・新御茶ノ水駅から徒歩7分。
現れた朱塗りの楼門は、見事にライトアップされ、それだけでも幻想の世界に誘われるようです。
楼門を潜れば、参道脇では雅楽や神楽が舞われ、また傍らからは、あの阿波踊り独特のぞめき(騒き)に合わせて黒の朱子帯に編み笠も艶やかな「連」が練り歩き始めます。
もうこれだけで、感動指数もいかばかりかと言うところで東さん登場。
東さんとは、先日友人に紹介されて以来の再開ですが、今日はすでに昼公演を済ませたと言うことで若干お疲れのご様子。それでも、「まずは受付を済ませて席を確保してからウロウロした方がいいわよ~」なんて、相変わらずお茶目な一面を覗かせてくれます。
ライトアップされた楼門から、神楽に雅楽、そして阿波踊りと、まるでこれら全てが『月夜のからくりハウス』の舞台装置と見紛うばかりの見事な演出にため息しか出ません。(が、すでにスマホの充電が危うく、撮影することができませんでした)
そうするうちにお待ちかねのからくりハウスの始まりです。
およそ90分のヴィデオには、小人プロレス、車椅子ダンサー、全盲の落語家、寝たきり芸人、ドラァグクイーンなど、様々に”社会的な違い”を持つ個性豊かなアクターが登場します。
それは決して「おどろおどろしい」モノでもなければ、「可哀そう」などと口が裂けても言えない、逞しくも豊かな才能を発揮する人たちの姿でした。
上映会が終了し、作中にも登場した全盲のシンガーソングライターの佐藤ひらりちゃん(2013年NYアポロシアターのアマチュアナイトのチャンピオン)や、車いすダンサーのかんばらけんたさん(先のリオ・パラリンピックの閉会式のパフォーマー)や、無性別ダンサーの想真さん(ベトナムやパレスチナなど様々な国のフェスに参加)が素敵なパフォーマンスを披露してくれました。
そうして最後に登場した東さんから、
障害、病気、国籍……。“ちがう”ということがハンディになる、現実があります。そのことが明らかになったのが、3・11東日本大震災でした。
社会が不安に陥った時、マイノリティがますます追い詰められてしまう……。
そんな、成熟していない社会は不安です。
「どんな状況でも、どんな状態でも、誰も排除しない、されない社会で暮らしたい」。
そんな思いを胸にスタートしたのが「Get in touch」の活動です。
“ちがい”をハンディにするのではなく、
特性としてアドバンテージにできる、“ちがい”をおもしろがる社会がいい。
すべての人がもっと自然に、もっと気楽に、もっと自由に暮らせる「まぜこぜ」の社会はきっと作れる。
Get in touchでは、アートや音楽、映像、舞台を使って、楽しく居心地のよい空間をつくることで、まぜこぜの心地よさをPRしていく活動を行っています。
音楽や、アートは、さまざまなちがいを超えて、わたしたちをつなげてくれます。
ひとりで見る夢は妄想に過ぎないかもしれませんが、みんなで見る夢は現実になる。
この言葉を呪文のように唱えながら活動をしています。
ぜひ、一緒に現実にするべく、アクションをよろしくお願いします。
と、熱いメッセージをいただきました。
恥ずかしながら感動しました。
「まぜこぜの社会」。素敵だと思います。
Get in touchの活動を、今後も応援していこうと思いました。
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