11 景虎終焉の地・鮫ヶ尾城跡(陣幕納品編) | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です




謙信公祭関連で上杉謙信の陣幕と上杉謙信の軍旗を染めましたよ

納品・打ち合わせのため現地へ行ってきました


ブログテーマ名「2015年謙信公祭の旅」を一足お先に始めています

陣幕納品編です


11 景虎終焉の地・鮫ヶ尾城跡(陣幕納品編)


城跡の看板が目に留まったのでいってみることに





ジョウモンケン ハジメ マシタ!



ゴメン クダサ~イ





鮫ヶ尾城は悲劇の地です


謙信公の養子のひとり、上杉景虎の最期の地です

(大河ドラマ天地人でやってましたね)


実子のいない謙信公には、ふたり養子がいます

実姉の子・景勝


北条氏康とはあの唐沢山城(栃木県佐野)でも火花を散らしたが、
その氏康の子・景虎
この方、美男で有名です


謙信公が急死した後、跡目争いが起き、景虎はこの地で自害しました

当時、お城の一帯には火が放たれたそうですよ







ここから散策コースのようですが、暑すぎなので今回はパスします






本丸はあの辺・・・



休憩所に謙信公と上杉景虎の書状のパネル展示があり、カメラOKなので




右上段は謙信公(輝虎)

内容は・・・

私の姪を景虎(まだ景虎の名前じゃない)と結婚させます
景虎を私の養子にします

・・・みたいなことです


点を打って、箇条書きになっていましたよ



緊迫した状態が筆跡から解るそうです

確かに
特徴的な真っ直ぐ鋭く突き刺さっている針のような字が、ここでもみられます

謙信公の書状はしょっちゅう緊迫してます
短気で神経質、キリキリ、カリカリ…汗





左下段は養子の上杉景虎

跡目争いのさなか、身内の北条に送った手紙


これはいわれ無き戦いです
どうか援軍をお願いします

・・・みたいな内容です


こんな時でも、筆跡は均整がとれていて、優しい感じがします

だから負けちゃうのかな・・・

けれど、援軍が間に合わなかったか、出してもらえなかったかで
自害に追い込まれました



上杉景虎も食べたであろう、おにぎりが出土









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