5 酒呑童子神社 悲話!超絶美男子(2014謙信公祭の旅) | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です



5 酒呑童子神社
(2014謙信公祭の旅)




道の駅 国上(くがみ)にちょっと寄り、

その隣の「酒呑童子神社・しゅてんどうじじんじゃ」に
やって参りました


弥彦神社まで来たのなら、是非訪れるべきなのが

「酒呑童子神社」でしょう

おなごは行くべき

だってイケメン神社なんだもの


超絶美男の外道丸(酒呑童子)









暴れん坊で有名な酒呑童子

この地には酒呑童子の意外な伝説がありました

なんとも、かわいそうなお話です・・・・・・




むかしむかし・・・


外道丸(酒呑童子)は、幼少期からお寺(国上寺)に
あずけられておりました。

類い希なる超絶美男子に成長した外道丸。

たちまち近隣・遠方の娘たちから
キャーキャー言われ大人気になります。

毎日、ファンレター(恋文)が山盛りです。


けれど、外道丸は仏道に励む身。

そんなものに興味はなく、全く読んでいませんでした。


あるとき、その事実を知ってしまったひとりの娘が悲しみ、
自殺してしまいます。

この事態を知らされた外道丸は、
慌てて恋文がギュウギュウにつまった箱(つづら)を開けると・・・。

たちまち、つづらから紫の煙がたちのぼり、美しい顔が
鬼の顔になってしまいました・・・。

外道丸は、恋文をきちんと読み、気持ちを受け止めていれば、
娘さんは死なずにすんだだろうし、自分もこんな姿にならなかた
だろうと後悔しました。


そして・・・・
己のあまりの変貌ぶりに狂乱した外道丸は
これ以降、自らを「酒呑童子」と名乗り暴れまわりました。


おしまい





・・・・恋文をとりあえず、箱にポイッて投げ入れとくだけ、
いいひとじゃないですか

速攻、ゴミ箱行きじゃなかったのだから・・・

それにしても鬼の顔とは極端ね

かわいそうな外道丸

仏の道に精進してなにが悪い
勝手に外野で色こいてたら?って
ブサイク女子たちに言ってやればよかったのに

やさしいのね・・・・





美しく生まれついたがゆえの悲劇ですね

美しいことは、それなりに大変なんですね




ぐちゃぐちゃのブーちゃんが仏道に励んだところで、
どこもおもしろくもないし、ちっとも話にならない

絶世の美男が一心不乱に仏道に精進しているからこそ
悲話として伝説にまでなるのでしょうね

山奥で美貌を持ち腐れにしているところがいい




そんなわけで反省した外道丸

今ではひとの縁を結ぶ神様をやっています

「良縁に恵まれますように・・・・」の絵馬がたくさん
奉納されていました

「文箱」も設置されてましたよ
今度こそ、しっかり読んでくださってることでしょう




こんなになっちゃって・・・

狂乱ついでに鼻ピアス!?


そりゃ、自暴自棄になるかな・・・

暴れなきゃ、やってらんないな・・・






この五重塔、すばらしかったですよ

イケメンめあてでなくても見に行く価値はあると思いました

神社なのに仏塔がある
あいまいな文化ですね



神社のお庭




道の駅 国上(くがみ)の公園

この写真を撮っている背中側に神社があります

道の駅としての看板があったり、
雰囲気がある側が表で、こちらは裏側です







赤い字の「ここ↓」が道の駅の場所です

左の木は道の駅の公園
写真を撮っている背中側が神社

車で道の駅に来た場合、この道を奥から
やってくることになります

神社の駐車場もありましたよ




道の駅の施設

神社は、この建物の裏手にあります






ポスター・パンフレット



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