魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展 巨匠マティスの中国官服が・・・ | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


国立新美術館で開催中

「現代の芸術・ファッションの源泉  
ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」

観ました

タイトルが長い・・・

言いたい事をタイトルに全部言われました

そういうことです




すっごく良い内容でした


色合わせ等とても勉強になりました



生地に直接、絵の具?不透明な顔料で
大胆に模様が描いてある衣裳が多い
ことが意外で驚きました



画家のマティスが手がけた衣裳がありましたよ

中国がテーマの舞台で

皇帝の服や宦官が着ている官服らしき
衣裳がずらり

これを見るなり、皆さん
「えっ 雑なんだけど 何これ
と思わず正直な感想です

縫製はしっかりしてます・・・
が・・・
衣裳に直接ペイントしたのは
マティスです・・・

巨匠ならではの凡人には理解不能な
ハチャメチャにやっつけなタッチ

胸部の丸い龍の紋なんか
ヒョロヒョロのウーパールーパーみたいなの龍

気持ちがほっこりしちゃいました


舞台衣裳は遠くから見るんだから、
こんな感じで良いっていたって・・・


日本の巨匠がさらっと描く龍とも違う

龍をやっつけにするとこうなるのか・・・




予想外にガラ空きでしたね

適度に賑わっている程度で観やすかったです

胸躍らせ観ている人は、それぞれが展示内容に
関連した何らかの専門家のように感じました





衣裳は100年くらい前のものですが、
とても状態がよく、ガラス越しの展示が少ないのが
太っ腹です


オススメの展覧会です




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