①歌麿 大作肉筆画「深川の雪」パンフレット・図録 | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


昨年オープンしたばかりの
箱根にある岡田美術館で開催中の
「再発見 歌麿「深川の雪」展」に
行ってきました

とりあえずは、
「深川の雪」はこの企画展中しか
見られない、とのことでしたので、
駆け込みました

6月30日まで


歌麿は私の地元、栃木県の栃木市で
肉筆画※で超大作を制作しました

「雪月花・三部作」と称します

「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」

「深川の雪」は長らく行方不明でしたが
2012年、再発見され、修復

岡田美術館が所蔵するに至ったそうです



こんな大作です↓
たて2m×よこ3.5m
巨大掛け軸



パンフレット内側



展示室入ると、「深川の雪」の
下半分は常に黒山の人だかり


時間帯を変え、様子をうかがうも
ついに全体感を見ること叶わず・・・

私もガラスに張り付いて見ましたよ



「深川の雪」も「品川の月」「吉原の花」と
同様、パリに渡りますが、
「深川の雪」は日本に里帰りし、
昭和23年の銀座松阪屋での
展覧会を最後に行方不明になった・・・・
としか、どこを読んでも書いていない
「結果、どこから出てきたのか 」に
ふれていない

学芸員さんに聞きました・・・
「その件は、私たちも知らされて
いないんですよ~ 」と気まずいようす



・・・・・・そっか

「行方不明」で表現すれば
聞こえはいいけど、
「無くなり方」にはいろいろありますよね・・・

・・・そういう事かしら

じゃあ、なんでそこから出てくるの って
事にもなってしまう

願わくば、
そんな「無くなり方」ではありませんように

(言葉にしたくないので露骨に表記しません
私の言わんとするところ、お察しください)




ちなみに「品川の月」「吉原の花」は
海外流出
アメリカの美術館所蔵です


「品川の月」「吉原の花」は
高精細複製画を栃木市役所4階にて
公開中です

6月29日まで






※版画などではなく、直に描いてある一点物の絵のこと






パンフレット外側


図録



図録の厚み、内容量

図録の価格 1200円

入館料2800円は高すぎです

この料金で「深川の雪」含め
展示物全て見られます


お早めにぜひ



これから岡田美術館についても
ご案内しま~す


栃木市役所 歌麿の肉筆画大作 「月」「花」展示中!
もどうぞ


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