10仏国寺①関東の高野山 | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


10仏国寺
①関東の高野山

道鏡と孝謙(称徳)天皇ゆかり(所縁)の地

私の地元
栃木県の伝承には、
道鏡左遷後、
実は孝謙(称徳)天皇は
亡くなってなどおらず、
女帝の地位をかなぐり捨て、
下野国(栃木県)に左遷された
愛しい道鏡を追ってやってきて、
一緒に暮らしていたというお話があります

また、道鏡は下野薬師寺を逃げ出て、
那須(現・那珂川町)の辺りに
ひっそりと暮らしていたお話もあります


さらにはお隣、茨城県にも
二人が暮らしていた伝説から
「皇都(こうと)」と呼ばれた地域があります


正史とは違う、そんなロマンチックな伝説の地を
訪ねてみました



正史は道鏡が没したのは772年としています

ですが、私は、772年は没した年ではなく
本当は下野薬師寺を辞めた年だと考えます







茨城県城里町の仏国寺にやってきました

縁起で道鏡と孝謙天皇について記されているとか・・・





全くひとけが無い・・・

日中なのに薄暗い・・・

人の生活音が無く、鳥たちの鳴き声も
なぜかあまり聞こえない・・・


私はこの時ひとりではなかったけれど
たったひとりで訪れるのはいろんな意味で危ない


都会の人はあまく考えがちのようですが
イナカッペの私は山中を警戒します



ここは人の領域ではない・・・

・蛇へび・忍びの者忍者
とかに会っても
どうすることもできない秘境









行基さんが開いたお寺なんですね


関東の高野山・・・
なるほど納得の山奥です



道の駅かつら から、ここまでの道のりが
とんでもなかった

車一台しか走れない細い一本道
舗装はされていたものの、
古代から変わってないような雰囲気

途中枝分かれしてました

まちがった方へ行ったら今頃たどり着けない

ひたすら山登り山










なが~い階段を上がるとお寺




上って、階段を見下ろしたようす


階段を上らなくても、お寺に続く舗装された道路が
あったので助かりました


②につづく・・・





これは
秘話!高僧と女帝の間に生まれた子
の続編です

1 孝謙天皇は道鏡の子を産んでいた! その名は英親王!
もどうぞ

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