9 蒸し 友禅染めタペストリー「テッセン」制作 | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


友禅染めタペストリー「テッセン」制作

おおまかな工程です

麻の生地に植物の鉄線
(テッセン・洋風のクレマチスと同類)
を手描き友禅染めで表します








蒸します

蒸すことで染料を生地にしっかり
染めつけることができるのです

これを忘れると、見事に色が流れ出します



テッセンタペストリー制作

新聞紙に巻き込んで…


ネクタイ

蒸し器


糊が熱で溶け、巻込んだ紙にはりつきます

ですから、蒸し上がり布を広げるとこんな風に
ビリビリです

「美しい光景」ではないし、友禅染めの作業工程で
関係者以外には、絶対に見せたくない
工程なのではないでしょうか

私が携わる以前は、勉強したところで
全く知り得ませんでした


あえて紹介します

※紙を使わない方法もありますよ








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完成品(部分)







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