「おひなさま」染めた布洗ってます | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまいです

「おひなさま」友禅染め額制作中です

蒸しあがったら、ホヤホヤのうちに新聞紙の中からとりだします

早く出してやらないと、自らの蒸気が汗つゆになり、布にシミができるもしれないからです

布を広げ、熱気が冷めたら、水洗い(水元・ミズモト職人用語) 
 

「おひなさま」染め作業8


川の流れを再現するように、たっぷりの常に流れのある水で、染まりつかなかった染料などを洗い流していきます

昔ながらの、今では、ほぼ宣伝のパフォーマンスとなった「友禅流し」と同じ作業です
川の中になが~い布(反物)を広げて、職人が何かしてるやつ、サスペンスドラマなどで見かけません
あれのことです

水元の業者さんは、今は、屋内に浅く、長い水槽をつくり、川を再現し、その中で反物洗ってます

師匠いわく、水質も時代も違う昔は、神田川でも洗ってたとか、、、

次回は「ドライ」ですえっ ドライってなに