遷延性意識障害の家族会に参加して、また色々な事を知りました。
その会で知り合った高瀬さんが今日全国柔道事故被害者の会のシンポジウムでスピーチされると伺って、出掛けました。
高瀬さんの息子啓太さんは高校の課外活動として昇段審査会に参加し、形の模範演技終了後体調不良を訴えました。その時顧問は付き添っておらず、友人の連絡を受けて会場に来たお母さんが救急車を要請したのです。連絡をうけてから会場へ到着するまで、40分掛かっています。急性硬膜下血腫と診断され開頭手術をするのですが、1ヶ月間危篤状態。一命はとりとめたものの現在も意識は戻らず、遷延性意識障害者となっています。
今は24時間の介護をしながら、裁判でも係争中とのことです。
他にも柔道部のロッカールームで亡くなっていたのを翌朝発見したという高校生のお母様など、本当に悲しい現実でした。
日本では柔道事故で毎年4人の子供が死んで、10人が障害者になっているそうです。
こんなに多いとは思ってもみませんでした。
海外ではどうかというと、死亡事故は殆ど報告されていないそうです。
また死亡事故が起こったカナダではすぐに安全対策がとられたとのこと。
日本では来年から学校の授業で武道が必須科目になるそうです。
武道が悪いのではありません。
十分な安全対策をしてから、必須科目にしても遅くないと思います。
こんな被害者家族の皆さんのお話を柔道に関わるお仕事をされている方々に聞いていただきたいなあと、思いました。
すると会場にはそんな前向きに捉える方々が、来られていましたし、マスコミの方々も来られていて、頼もしく感じました。
こういった現実を広くみんなで共有していきたいですね。
介護をしながらの組織運営は大変な事だと思います。
どうぞ、みんなで気持ちだけでも応援していきましょう。
実は今日出かける前にペンギンが痙攣をおこしました。
少しの間だったのですが、ちょっと心配でした。
落ち着いてから、「今から出かけたいのだけれど、柔道で事故に合った人たちのシンポジウムに行ってきてもいい?」ときくと「どこまで行くの?」と聞くので、「阿倍野だよ~。」と言ったら、安心してくれたみたいです。
この会話ができたことで、安心して出かけることができました。
今日は訪問看護師さんが来て下さる日なので、それもちょっと安心材料です。
帰って来て「ただいま~
」と言ったら「どこに行ってきたの?」と聞かれてしまいました。
ちょっと前の記憶を覚えておくのが難しいのです。
それで今日聞いてきた話をすると、号泣していました。
昔、我が家でも柔道に関する事件があったのです。
二男が中学3年生で高校受験も迫っていたころ、体育で柔道がはじまりました。
実は二男は骨が弱かったので、授業を受けさせるかどうか迷いました。
見学にすると冬ですから、見ているだけでも寒そうです。
また高校受験の内申書に影響がありそうでした。
ですから担任の先生に伝えて、他の生徒とは別メニューでしてほしいと要望していました。
ある日、学校から連絡があったのです。
私は留守でペンギンが電話をとって、怪我をしたので病院へ来て下さいというものでした。
案の定骨折したのですが、ペンギンは病院の待合室で体育の先生を殴ったそうです。
そうこうしていたら、もう一人息子の親友が骨を折って、病院に来ました。
後日その友人のお母さんにペンギンが病院で大変だったらしい・・・と言う話をしたら「あれくらい、当然よ!」と言っていました。
同じ時間の授業で2人も骨折するなんて、柔道とは本当に難しい授業なのだと思います。
体育の先生もたいへんでしょうけれど、それを必須科目にするならば、それなりの危険性の認識と安全対策をしっかりしたうえで行ってほしいと思います。

