「わかった、そんなに出ていってほしいのであれば出ていこう。国もそのままくれてやる。その代わり民達は連れて行く」

そう言うと、ア、イの国の王は身支度をし、民達も一緒に別の星に行く船を作り出しました。
王は、強い術力を持っていたのであっという間に民達全員が乗れる船を作り、一瞬でこの星を去っていきました。

悪と魔の国の王は、
「クックッ、やっと厄介者が居なくなったな、偉そうに目障りで仕方なかったわ、あいつらの豊富な食べ物と資源があれば私達の国も繁栄していくであろう」
そう言うと、冷たい目が光りました。