61 人の世の掟
月の雫物語 第61章 人の世の掟ここからまた、雫の運命が動いていきます…芸能誌にミナトとの写真を撮られてから雫の周りは騒がしくなっていきました「お相手の女性は誰?」という話題で連日追いかけ回され仕事中も野次馬達が押し寄せるようになっていきました雫の仕事はだんだんとやりづらくなり指名してくれていた女優たちからも雫さん、…お忙しそうだから…と遠ざけられるようになってい きましたミナトが言っていた芸能界は恐ろしい…という意味が雫にもやっとわかってきました今まで雫が経験してきた、人の憧れからくる嫉妬心、憧れの心と嫉妬心は真逆の存在ですが同時に芽生えます自分とは違うものに憧れ…やがて相手には敵わないと嫉妬の心が生まれ相手を攻撃する恐ろしい刃になる雫はこの事を何度も経験しました雫は美容の仕事が好きでした…この仕事だけは絶対に手放したくない!そんな思いで踏ん張ってきましたが問題はそれ以上に膨らみ、やがて美容所の問題として発展してしまいました以前、仲間達がいっていた美容所のご法度として扱われるようになったのです雫はそれに違反したことになり、会議にかけられることなりましたみどりが申し訳なさそうに雫ちゃん…後でお話しましょうか…悔しくて唇を噛み締めている雫の背中にポンポンと優しく触れ…みどりは部屋を出ていきました雫はこの翌日から、美容所を解雇されました続く〜