夏は、鮎、冬はあまごをひらら煮にしています。
画像は、冬限定のあまごのひらら煮です。
ひらら煮は、昔の川漁師の料理法を、そのまま再現したもので、
大鍋に、放射状にびっしりと並べたあゆを、3日間弱火でことこと炊いたものです。
頭、骨、ほろ苦いわた、尾まで、スプーンですくって食べられる柔らかさで、
ほどよい味付けが、あゆ独特の風味を引き立てています。
1988年末に、急逝した、世界的な彫刻家、
イサム・ノグチ
(ニューヨークを拠点としながら、香川県牟礼町で滞在。
今は、『イサム・ノグチ庭園美術館』として、公開されています。)
が、20年間、飽くことなく、召し上がったものです。
口にしたとたん、親指を立てた笑顔が忘れられません。
まいまい亭 おかみ

