GIDを専門にする医師たちの間で賛否が分かれる(…というか否定派が多い気がする)「フラホル」の問題ですが、当事者たちの間ではかなり広まっているように感じます。
実際、フラホルはトランスの過程で大きな影響を与えるし、正しく使えばトランス後のQOLはかなり高いものになると思います。他方で適正な量のホルモン剤を摂取しなかったがために、心身に不調を来すケースも少なくありません。…というか、ちゃんとフラホルできてる人なんかいるのか?
自分自身がフラホルをしたり、周りがフラホルをしている様子を見たりして、無条件にフラホルをすべきではないなと感じています。
というわけで、フラホルの条件を自分なりに考えてみました。
GIDであるという確信があり、将来的には身体の性と反対の性で生きていくことを決めていること(大前提だと思う)
さすがにこれがなくてフラホルする人はあんまりいないと思いますけど、Xとかでどっちで生きるとか考えてない人が安易にフラホルに手を出すのはデメリットを考えるとやめておくべきだと思います。
血液検査を定期的に受けること。
これはやってない人も少なくないんじゃないかと思いますけど、性ホルモンのバランスを大きく変えることになるのに、どこまでホルモンが効いてるのか調べないのは"ヤバい"と思います。肝臓の能力とかには個人差があるので同じ量を摂取しても人それぞれ効き方が違います。血液検査を定期的に受けて性ホルモンの状態を可視化することは心身の健康を守るためには必要だと思います。まぁ、ホントはジェンクリのドクターに血液検査の結果を見て量を調整してもらえるのが望ましいですけど…。
精神科にかかる(かかれる状況にある)こと
ホル入れるとかなり多くの人が病みます。「私は絶対病まない自信がある!」っていうあなたもです。私もそうでしたけど、病まないって自信を持ってる人でも病みます。うつになってるのに放置してヤバい状況になってる人も多いので、早めに精神科にかかることは必要だと思います。
怪しいサイトから買わないこと。
これはフラホルと矛盾してるような気もするけど…。大体、医薬品の個人輸入なんてどこも怪しいに決まってるじゃんって感じですよね。まあ、多くの人が使ってて健康被害が出てないサイトを選ぶのが最善かなーって感じですね。「オオサカ堂」と「アイドラッグストア」(私はこれ)が利用者が多いのでとりあえずこの辺を使うのが一番マシかなー(安全とは言っていない)
少量から始めること。
私もそうでしたけど、変化を追求するあまり過剰量を服用する人はかなり多い印象。ですが、
いきなり多量のホルモン剤を服用することで身体に強い負担がかかることは想像に難くないと思います。どんなに焦ってもフラホルする時は少量から始めるべきだと思います。
黄体はやめとけ。
黄体ホルモンを投与すると卵胞だけに比べて目覚ましい身体の変化が現れます。…が、黄体ホルモンはメンタルに対して「悪さする」物質なんですよね。身体が変化してもメンタル壊したらその後の社会生活にも大きな支障を来すことになるし、埋没を目指すはずが引きこもりになってしまうなんてことも…。黄体をすすめる人も多いですけど、私は黄体を入れるのは賛成できません。(実際、私自身、黄体を入れてるときはかなり酷い状況だったのに、黄体を入れるのをやめたら一気にメンタルの状態が良くなったのを実感しました。)
とりあえず、考えてみたのはこの辺。某○大病院の医師のように絶対フラホルするなとか今入れてるのも止めろとかそんなめちゃくちゃなことを言うつもりもないし、そんなこと言われてもやめるような人間いないだろうとは思いますが、フラホルすることによる害を当事者が理解することは必要なことだと思います。医師の管理のもとでホルモン剤を投与する時にはないデメリットがフラホルにあることも十分に考えた上で、なるべくその差異をなくせるように取り組むことは健康を保つために必要な事だし、これからトランスに挑む若いMtFの子たちにしっかり考えてもらいたい問題だと考えています。不幸になるMtFの子が少しでも減ることを願っています。
(実際ここまでのことができるMtFの子は限られてるし、親のサポートがない子どもたちを支える枠組があるべきなんだとは思いますけど…)