登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。
相談相手は実のお姉さん。(春香さん)
現在夫とは別居しており、引っ越して
娘と二人暮らしを始めている。
現在パート勤めから正社員に。
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。
しかし、浮気相手は1人ではなかった。
それから
舞香さんは離婚を決意し、誠ともやっと
慰謝料や養育費について
まとまりかけてきた頃、同じマンションの
ママ友のご主人が、、、、
友子さんと舞香さんが
子供達のいる、舞香さんの家に戻ると
日菜ちゃんたちが
笑顔で飛び出してきた。
日菜ちゃん
「ママー、おかえりー!日菜ちゃん
すっごく楽しかったんだよー!
みんなでクッキー作ったんだよー」
舞香さん
「そっかー、よかったねぇ。
みんなで遊べて。
姉さん、いつもありがとう。」
友子さん
「ありがとうございます。
うちの子まで、
預かっていただいて・・・」
舞香さんの姉
「いえいえ、それより大丈夫?
どうだった?」
舞香さんと友子さんは
顔を見合わせる。
舞香さん
「・・・真っ黒、、、かな。」
舞香さんの姉
「・・・・・そうなんだ、、って
誠は?」
舞香さん
「まだ二人で話してる。
男同士で話したいんだって。」
舞香さんの姉「は?」
友子さん
「あ、引き留めたのは
うちの夫の方です、、」
舞香さんの姉
「そうなんだ、、でもさ
私が日菜ちゃんとか見てる間に
誠がどんな話をしたのか
聞けた方がいいんじゃないの?」
舞香さん
「まぁ、それはそうなんだよね、、」
友子さん
「あっ、なのでもう私、戻ります。
それでご主人には、
日菜ちゃんがパパを探してますよって
もう家に戻ってもらいますので」
舞香さん
「いやでも、急がなくていいよ。
どうせ話した内容は全部あとで
誠に教えてもらうから。
友子さんだってすぐには
帰りたくないでしょ?」
友子さん
「それは、、、
うん、そうだね、、」
それから友子さんは1時間ほど
舞香さんの家にいたが
友子さん
「じゃあ、そろそろ帰るね。
お姉さんにもご迷惑だから。」
そう言って、子供と二人で自宅に戻った。
◆
15分後、誠が戻ってきた。
舞香さん「お疲れ様・・」
誠
「舞香こそ、、、それで、、
あ、いや。」
日菜ちゃんが誠に駆け寄ってきたので
誠も話すのをやめた。
舞香さんの姉
「まだ、二人で話したいでしょ?
あっちで話しておいでよ。」
お姉さんがそう声をかけてくれる。
本当にありがたい。
舞香さん
「お姉ちゃんってほんと、、、
人間出来てるよね。
今後私がお姉ちゃんの
役に立てる時なんてあるのかな。」
舞香さんの姉
「あんたが知らないだけで
小さい頃から十分
舞香の存在が救いになってること
いっぱいあるわよ。」
姉が、ふふふと笑った。
◆
誠
「それで、、どうだった。
パソコンの中は見れた?」
誠と寝室で二人、情報交換をする。
今、弁護士を挟んで話しているはずの夫と
こうしてまた寝室で
友人夫婦について話し合うなんて
不思議な気分だ。
舞香さん
「それはもう、、真っ黒だった。
あなたから聞いた通りだった。」
誠
「やっぱりそうなんだ、、」
舞香さん
「それで、あなたは?」
誠
「うん、、なんか、、、
彼はもっとおかしな世界に
入り込んでる感じだよ、、
合コンじゃなくて、、
(秘密クラブ)?みたいなやつの
会員にならないかって、誘われた」
舞香さん「はい?」
もう、訳のわからないことばかり
飛び出してくる。
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