このお話は、私の5歳上の兄が

当時小学校1年生〜3年生にかけての

エピソードです。

 

「母親から聞いた、当時のママ友の話 ①」

 

私と兄は両親が働いていた東京で生まれ

しばらく親子4人で暮らしていました。

しかし兄が7歳の頃祖父が倒れてしまい

長男だった父親が西の方にある実家に帰る形で

父の地元に暮らすことになりました。

 

当時私は2歳。母は福島生まれで

突然地方にやってきたので友達0人。

そんな中

兄がいじめられていることが発覚しました。

 

パンダ兄 10歳 小学4年生

(私は5歳になっています)

 

 

 

この日話し合いのために集まっているのは

 

パンダ母、齋藤くんママ、康平くんママ

Aくんママ、Bくんママの5人です。

 

 

体育の先生は

砂田くんたちの動向を見ていた。

 

こればかりは現行犯というか

その場で押さえなければ

嘘をつかれたり隠されたりしたら

意味がないからだ。

 

 

 

体育の先生

「パンダ兄くん、康平くん。

 今、あそこにいる斉藤くんのところに

 砂田くんたちが近づいてるだろ。」

 

 

 

パンダ兄たちが外を見ると

斉藤くんが3・4人の友達と

タイヤの遊具のところで遊んでいて

 

そこに、

6年生の砂田くんや岩田くんが

近づいているのが見える。

 

 

パンダ兄「はい。」

 

 

 

体育の先生

「2人でさりげなくその近くに行って

 何を話しているか

 聞いて欲しいんだよ。出来るかな。」

 

 

パンダ兄「わかりました。」

 

 

パンダ兄たちが急いで靴を履いて

それから外に出ると

さっきまでいたはずの

タイヤの遊具の周りに

斉藤くんがいない。

 

 

パンダ兄たちは急いで

窓際にいる先生のところに走った。

 

 

 

体育の先生

「今、斉藤くんだけを連れて

 あっちの遊具入れの方に

 歩いて行ってる!」

 

 

パンダ兄

「あっ、本当だ。」

 

 

 

体育の先生

「もしあの子達がその中に入るなら

 2人とも、そこに

 一輪車を取りに行ったことにして

 自然に入ってほしい。」

 

 

 

パンダ兄

「わかりました!」

 

 

 

パンダ兄たちは急いで

その遊具入れの方に向かう。

 

 

斉藤くんだけを連れて

そんな場所に向かうなんてもう

おかしすぎる。

 

体育の先生はパンダ兄たちに

指示を出しつつも

先生も靴を履きに職員室の方に戻る。

 

 

 

その間にパンダ兄たちは

遊具入れの方にさりげなく向かう。

 

 

目線の先にいた斉藤くんたちは

遊具室の方に歩き、四角に入った。

 

 

 

康平くん

「ねぇ、どうする?

 中にいきなり入るより

 外から声が聞こえないかな。」

 

 

 

パンダ兄

「・・聞こえるかなぁ・・

 でもその間に斉藤くんが

 何かされてたら困るし・・」

 

 

 

そんなことを言いながら2人は近づくが

やはり外からは何も聞こえないので

中に入る。

 

 

 

パンダ兄「あれっ、、」

 

 

 

中に入ると、別の児童たちが数名

一輪車や別の遊具を選んでいる。

 

 

 

康平くんとパンダ兄は焦った。

一体どこに?

 

 

パンダ兄

「もしかして、この裏じゃない?」

 

 

その遊具の裏には、

うさぎ小屋などがある。

 

 

パンダ兄と康平くんは急いで

裏の方に回ろうとして

前を進んでいた康平くんが

突然立ち止まった。

 

 

パンダ兄「えっ?」

 

 

康平くん

「ほらっ、声が聞こえる・・」

 

 

康平くんが小さい声で、

しぃーっ、という動作をした。

 

 

 

 

パンダ兄は耳を澄ませる。

 

 

 

 

岩田くん

「だからお前がママに泣きついたんだろ?

 助けてーって。」

 

 

 

斉藤くん

「そんなことしてない、、」

 

 

岩田くん

「お前のせいでバスケの練習の時、

 必ずどっかの親が

 見にくるようになっただろ?」

 

 

 

斉藤くんはこんな場所に連れてこられて

砂田たちのグループから

何かを詰められていた。

 

 

 

 

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