シーズン16 の登場人物
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⚪️ パンダ(私)
仕事で付き合いのある大沢先輩との飲み会で、明日香さんに出会い今回の話を聞くことになる。
⚪️ 明日香さん 当時30歳
今回の相談者。大好きな彼氏とその後結婚。しかしその直後、元婚約者が現れて、彼の本性を知る。
⚪️ 恭介 当時31歳
明日香さんの夫。とても優しい人だと思っていたら、元婚約者に酷い仕打ちを行なっており、浮気相手は複数名いた。
しかしそれから色々あり本当の父親だと思っていた育ての親は、実は自分の父親ではなく、自分は母親が浮気したアキオの子供だと知る。
⚪️ 恭介の母親(美代子)
昔から恭介ばかりを可愛がり、姉の朝子のことはいつも邪険にしていた。姉だからという理由かと思っていたが、その真相は「村田アキオ」という男の存在によって明らかに。
⚪️ アキオの奥さん
夫が浮気者であることはわかっていたが、美代子とは過去に
アルバイト仲間であった。最近その美代子とアキオの間に生まれたのが恭介だとわかるが、妹の裏切りはまだ知らない。
⚪️ アキオの奥さんの妹
姉の夫であるアキオとの間に9歳の蓮くんという子供がいる。
⚪️ アキオの奥さんの父
建設会社の会長。
警察官白石さん
「私も個人的には、
よもやま話では済まないなと思い
ご連絡させていただいた次第です。
ただ、こちらにお父様がいらして
署でお話をされるには
現在事件性があるわけではないですから
難しいところではあるんですけどね。」
会長
「娘は、そこにいるんですよね。」
警察官白石さん
「はい。」
会長
「⚪️⚪️署ですか、、
あの、3分お待ちいただけますか。」
警察官白石さん
「???」
会長
「3分の間にこれから車に乗って、
また携帯に繋げますので
20分あれば
そちらに伺える距離におりますから
その移動中にもう少し
お話お聞かせ願えませんか。
その方が、お待たせする時間も
短くて済みます。
ただ伺った方がご迷惑なら
このままお電話でも・・・」
奥さんのお父さんは
とても常識のある人なんじゃないだろうか。
ここまでのやり取りを聞くだけでも
そう思ってしまう。
白石さんは、奥さんの顔を見て
静かに頷く。
警察官白石さん
「それは、、わかりました。
ただ、こちらにきていただいても
30分ほどで、、、
ということでもよろしいでしょうか。」
さすがに白石さんも
この家族に付き合うのは
あと1時間くらいがリミットだと
判断したようだ。
会長
「ありがとうございます。
それでは向かいます。」
そして、一旦電話が切れた。
アキオの奥さん
「・・・お父さん、来るって。
あなた、ここにいて大丈夫?」
帰るとは、言わせない雰囲気で
奥さんが尋ねる。
アキオ
「・・・・・・・
帰ったって、もう、、、」
アキオの奥さん
「そうね、逃げ場なんか
ないわよね。
あぁ、、、妹のところにでも
行ってきたらどう?」
アキオ
「そんなこと、、、
もう、、おしまいだ、、、
おしまいだよ、、」
なんて芝居がかったセリフ。
いちいち恭介と似ている。
いや、この手のタイプの男は
みんなそうなのか?
朝子さんの父
「あの、妹さんには
連絡しないでいいんですか。
もうここまできたら、、」
アキオの奥さん
「いえ、父が来る前に電話するのは
危ないと思ってます。
妹に電話するのは
ちゃんと父と話してからじゃないと
あの子は人に取り入るのが上手いので。。」
一体どんな、妹なんだろうか。
アキオの奥さん
「あの、白石さん。
わざわざ父に電話をかけていただいて
ありがとうございました。
しかも、、
すいません、まさか父も
ここに来ると言い出すとは
思わなかったですけど、、
白石さんもお仕事忙しいのに
受け入れていただいて・・」
アキオの奥さんが、
白石さんに頭を下げる。
警察官白石さん
「いえ、、、だって、、
⚪️⚪️建設と言えば
わたしも存じてましたよ。
そちらの後継者問題に
影響があるとしたら、、、
それはやはり、一大事だと
思ってますからね、、、」
そこに、会長から
折り返しの電話がかかってきた。
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