登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

 

藤木くんと、

奥さんの弁護士とのやり取りは

非常にスムーズだった。

 

あれほどお金に執着していた奥さんが

父親との話し合いの後に

これほどすんなり受け入れてくれるなんて

意外すぎて本当は裏があるのでは?

 

ということも、実は皆で

話の種にしてしまったほどだ。

 

 

 

藤木くんは、お金を一括で振り込んだ。

 

 

そして奥さんの方からは

子供達と月に1回以上

会いたいと言われていたので

 

藤木くんが必ず同席の元という理由で

それは受け入れた。

 

 

 

もちろんそれ以外の取り決めも

ちゃんと書面で行った。

例えばこの先奥さんからの

金銭的な要求には

どんな内容であれ一切応じないこと。

 

 

子供の予定や話題以外での

メッセージや電話のやり取りは

行わないことなど。

 

 

 

 

そんなやりとりから約1ヶ月後。

 

 

 

元奥さんと子供達が会う日になった。

 

 

ディズニーランドに行きたいと言われたが

さすがにそんな気持ちになれず

その日はお義父さんも一緒に

近くの公園で落ち合うことになった。

 

 

お義父さんに来てもらったのは

藤木くんからのお願いだった。

 

そうじゃないと、

話の間が持たないような

そんな気がしたからだ。

 

 

 

 

久しぶりに見た元奥さんの顔は、

またマスクこそしていたが

ちょっと外してもらったら

なんだか前よりこっちが見慣れたのか

馴染んできたのか、

それはそれでもういいのか?

 

と、藤木くんは思ったりもしたそうだが

 

 

 

元奥さん

「先週母さんと、

 カウンセリングに行ったの。」

 

 

 

お義父さんが子供たちを

砂場で遊ばせてくれているのを

2人でベンチから眺める。

 

 

 

藤木くん

「あぁ、行ったんだ。

 …前とは全然別の?」

 

 

 

 

元奥さん

「うん、違うクリニック。」

 

 

 

藤木くん「うん。」

 

 

 

元奥さん

「…完全に、形おかしいって。

 

 プロテーゼっていうやつを

 鼻に入れたんだけどさ

 その位置が上すぎるって。」

 

 

 

 

藤木くん

「へぇ、、全然よくわからないけど

 じゃあその位置を下に下げたら

 なんとかなるの?」

 

 

 

元奥さん

「いや、入れ直しするんだって。」

 

 

 

それから元奥さんは藤木くんに

その術式を詳しく話したようなのだが

そもそもプロテーゼとはなんぞや?状態の

藤木くんだったので、

その説明をいまいち覚えていないらしい。

 

 

 

 

藤木くん

「……それはわかったけど、、

 

 

 なんか、相変わらずだな。」

 

 

 

 

 

元奥さん「何が??」

 

 

 

 

子供に会いにきたのに、

もっと子供のことについて

質問ないのか?

 

さっきから、自分のことばっかり

話してるけど。

 

 

 

と言おうとしてやめた。

 

 

 

だってそんなことは本来、

こっちから何か言われて

無理して聞いてくるものではないから。

 

 

やっぱり、離婚を決めて良かった。

 

 

無事に離婚できて良かった。

 

 

 

改めてそんな風に思えたし

子供達はママとのお別れの時

ニコニコ手を振って、泣かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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小さいウェットシート。

これがなんと、パンダちゃん🐼

 

 

普段から、ハンカチティッシュの他に、

ウェットシートも持ち歩くのですが

大きいサイズは重たいので、このくらいのサイズ

とっても重宝しています!

 

何より、やっぱりパンダちゃん可愛いなぁチューキラキラ