登場人物 (前職の会社の同期たち)
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
鼻の手術費用について
全額出して欲しいと、
父親に頼んだ奥さん。
お父さん曰く、その奥さんの鼻は
下から見ると穴が細くなって
前より息が出来なそうな
そんな感じになっているらしい。
藤木くん電話
「それで弁護士の方からは
離婚の財産分与が1000万前後と
伝えてもらったんですが
納得できないと言われました。」
お義父さん電話
「子育てのほとんどを
シッターとうちの家内に任せて
土日は藤木くんに
旅行ばかり連れて行ってもらってたのに
それでどうして
それ以上の金がもらえると
思うんだろうな・・・
私は一体どこで
子育てを間違えたんだろうか…」
藤木くん電話
「いえ、、お金の使い方は
僕の責任だと思います。
友人たちにも叱られました。
与えれば与えるほど人は
それが当たり前になって
麻痺してくると、、」
お義父さん電話
「それでもちゃんと、
家のことや子供のことをやってたら
藤木くんはあいつを
受け入れてくれてたのにな・・・
本当に、娘がすまない。
今回の財産分与の件は
私からも説得してみるよ。
これ以上ごねたって
むしろ状況は
悪化するばかりだぞって」
藤木くん電話
「ありがとうございます。
助かります。」
その日の夜、
奥さんからまた電話が鳴った。
藤木くんは、今度は取らなかった。
というかその時間帯はちょうど
子供の寝かしつけなど
それどころではなかった。
すると夜22時くらいに
LINEが入っていた。
奥さんLINE
「財産分与の件、
わかったから。
わかったけど、お願いだから
整形の件だけは面倒見て欲しい。
もう毎日自分の顔を見るたびに
頭がおかしくなりそうになったり
悲しくなったり、とにかく辛いの。」
え、、財産分与の件
・・了承するのか?
藤木くんは心底驚いた。
それだけ実は、整形の件では
相当心がやられているのだろうか。
そういう話なら
財産分与の件とは別に
整形費用さえ払って、これで全て
着地するというなら
奥さんからの条件は
のんでもいいと思った。
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