登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

奥さんからの電話の内容は

相変わらず身勝手なものだった。

 

 

 

藤木くん電話

「君は美容師に友達がいるとして

 その人がトップスタイリストで

 

 1・2割の金額でやってくれって

 頼んだりしたことあるの?

 半額だって失礼だよ。」

 

 

 

奥さん電話

「だって、友達なんだから

 友達価格ってものがあるでしょ。」

 

 

 

 

藤木くん電話

「……なんだよそれ。

 

 もし相手の方からそうやって

 言ってもらえることがあったら

 多少は甘える時もあるけど

 

 俺は基本的に

 友達なら尚更ちゃんと

 お金を払いたいって思うよ。

 

 だって友達ならそいつが

 どれだけその技術になるまで

 大変だったか、勉強したのか

 わかるだろう。

 

 それがましてや医療行為って・・

 人件費や設備投資だけでも

 どれだけ金かかってるか・・」

 

 

 

奥さん電話

「何よ、そういう

 クソ真面目なところが

 あなたのつまらないところよ!

 

 友達付き合いとして

 割引するって話なんて

 よくあることでしょ!」

 

 

 

 

藤木くん電話

「技術や労力が関わることなら

 俺はそんなこと考えない。

 

 もちろん1・2割くらいの

 割引とかなら甘えることもあるよ。

 でも、支払いが1・2万って。。」

 

 

 

奥さん電話

「そういう価値観が

 あなたと違うところなの!!

 

 優しい医者なら

 いつもお世話になってるから

 お金なんていいよーって

 言ってくれるもんでしょ!

 

 つまりあなたには

 そう言ってくれる友達が

 いないってことなの?」

 

 

 

はぁ、、ため息が出る・・

 

 

 

藤木くん電話

「そんな風に言うなら 

 自分で頼めばいいじゃないか・・・

 

 場合によっては研修医の先生なら

 症例写真が欲しいだろうから

 やってくれると思うよ。

 

 紹介するよ。

 どこをどうしたいんだ?」 

 

 

 

奥さん電話

「だから、研修医の先生じゃあ

 無理なのよ!!

 

 ベテランの先生紹介してよ!

 

 鼻とか目とか、ほうれい線とか

 完璧にして欲しいから!」

 

 

 

・・・目とかほうれい線は

どっから出てきたんだよ。

 

 

あなた今、鼻が

おかしなことになってるはずなのに

治ってもないのに、まだ他の部位も

弄ろうとしているの?

 

 

 

 

 

 

 

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