登場人物 （前職の会社の同期たち）
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。２人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
奥さんがランチまで一緒に食べた
女性セミナー講師
鬼崎の名前をネットで調べると
物騒なワードしか出てこない。
AちゃんLINE
「そのポンジスキームとやらが
本当のことだったら、
これから藤木くんの奥さんは
その組織に騙されるか
誰かを騙す立場になるか・・・
って話になるよね。」
私LINE「なるね。」
AちゃんLINE
「さすがに騙す側だったら
藤木くん、
止めた方がいいんじゃないの？
子供の母親がそんなことしてるって・・
もしネットに名前でも出てしまったら
将来傷つくのは子供達だし。」
藤木くんLINE
「そうだけど、今この状況で
僕がそのことを知ってるって
ちょっと不自然だからな。」
AちゃんLINE
「そうだけど・・・」
私LINE
「そもそも
どうやってこういう人たちと
出会うんだろう・・・
こんなの誘われたことないけど・・」
AちゃんLINE
「あっ、見て。今検索したけど
facebookでも普通に
この人のこと見れるかも。」
とか言われても
私がfacebookにログインしたのは
もう10年以上前とかのことで
ログインのアドレスがわからない。
私LINE
「私は開けないけど
なんて書いてあるの？」
AちゃんLINE
「・・そのセミナーに行った人の
口コミとかを載せてる。
鬼崎先生のおかげで
弱い自分に買って
仕事がうまくいきました！
とか
マイナス思考だった私が
ハッピーオーラで
年収1000万越えの彼氏ができました！
とか。
一応、申し込みフォームはこちら
みたいな案内も出てるよ。」
私LINE
「・・・・・・・・。
だって、藤木くん。」
藤木くんLINE
「・・・まぁあいつが勝手に
セミナーに行ってる分には
好きにしてって、思う。
人のお金騙してないなら。」
◆
そんな私たちのやりとりは一旦終了し
2時間ほど経過した頃
探偵さんからまた連絡があったそうだ。
探偵AさんLINE
「今、セミナーを受けたらしき人たちが
ゾロゾロと出てきたんですが、
さっきランチされていた方も
奥さんも出てきてません。
奥さんだけでてきてないのか
もっと他にもいるのかは
わからないんですが・・。」
それから30分後。
探偵AさんLINE
「奥様、先ほど出てきたんですが
一緒にいたのが
BMW男でした。
駅の方に向かっているので
こちらは3名で尾行します。」
なんとこのセミナー
BMW男も絡んでいた。
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