登場人物 (前職の会社の同期たち)
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
お義父さんは
鼻が高くなりすぎた娘を見て
静かに驚きつつ
母娘で喧嘩しまくっている様子を
麦茶を飲みながら
リビングに座って見ていた。
すると
藤木くんの奥さんの母
「ちょっとあなたも言ってやって!
この子の鼻、
おかしいと思うでしょ?」
お義父さん
「あぁ、、いや、、
確かに少々高すぎる気は
するけどな・・・」
本当は、
少々というレベルではない。
奥さん
「わかってるんだから
いちいち言わないでよ!!
もう病院にも連絡して
なんとかしてくださいって
言ってるから!!
私のせいじゃないのに
なんでそんな言われ方
しなきゃいけないの?」
奥さんの母
「だってあんた、、
なんで急に鼻の整形なんか
やってきちゃうわけ?」
奥さん
「そんなの私の勝手でしょ。
もう成人して子供もいるのに
どうして親に
許可取らないといけないの?」
奥さんの母
「許可取れなんて
誰も言ってないでしょ。
そうじゃなくてちゃんと
相談しなさいって言ってるの。
今は美容クリニックも
お金儲けだけとか
腕があんまりよくないのに
研修医上がりでオペしちゃうとか
色々あるんだから!
そういうのちゃんと調べたの?」
なんで家内はそんなこと詳しいんだ?
と、お義父さんはチラッと思いながら
麦茶をチビチビ飲む。
奥さん
「ちゃんと紹介で言ったから!!」
奥さんの母
「紹介って、名医の紹介?
それともただ、
知り合いだっていう紹介?」
奥さん
「私の知人が
医者の友達紹介してくれて
モニター価格で安く出来るからって
そう言われたから!
知り合いなんだから
信頼出来るし、なんかあっても
一般の患者よりも早めに
診てくれるわよ!」
すると、母親がため息をつく。
奥さんの母
「モニター価格で鼻の整形ですって?
あんた、なんで安くやりたいのよ。
お金ないわけじゃないでしょ!
ったく・・そんなことも知らずに
美容クリニックに行ってるの?
モニター価格で安く出来るなんて
若い先生の練習台か
新しい商材の実験のためよ!!
腕のいい医者が、
割引しまくるわけないでしょ!!
どうりで高さもそうだけど
形も左右差バラバラで
変だと思ってたら・・・・」
いやだから、家内よ。
なんでそんなことまで
詳しく知っているんだ。
お義父さんはもう
あれだけちびちび飲んでいた麦茶を
すでに全て飲み干してしまって
もう1度席を立った。
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