登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執

     着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ

     ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

ボルボくんに見せた

奥さんのInstagramの写真。

 

家族での写真や、

藤木くんの見覚えのあるものは

全て省いていたが

それでもボルボくんがわかるのは

3割くらいだった。

 

 

 

弁護士友人

「どうする・・?探偵でもつけて

 今どういう生活を送ってるか

 確認してみる?

 

 まぁ、この写真って過去だから

 もしかしたらもう、今後の交渉のために

 関係はちゃんと

 終わらせてるかもしれないけど・・」

 

 

 

藤木くん

「まぁな…でも、、面倒だけど

 一旦探偵はつけてみても

 いいのかもしれない。

 

 証拠があった方が

 あのふざけた交渉も

 取り下げやすくなるし。」

 

 

 

ボルボくん

「ふざけた交渉?

 

 …なんか色々、

 ふっかけてきてるんすか?」

 

 

 

 

藤木くん

「いやまぁ・・・だから君も

 結婚相手を探すときは

 

 周りの意見をちゃんと聞いて

 おや?と思うことは

 信じすぎない方がいいぞ・・・」

 

 

 

 

誰がゆーとんねん、と

藤木くんの周りは思っているが

藤木くんは、至って真剣なのだ。

 

 

 

 

 

ボルボくん

「いやまぁ、、しばらく結婚とかは

 こりごりっすね・・

 

 俺も基本は

 騙されやすいのかもしれないって

 今回のことで

 よく分かりましたから・・・

 

 女って、怖いっすよね。」

 

 

 

 

弁護士友人

「そうじゃない人も

 いっぱいいるんですけどね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから藤木くんはすぐに

以前の探偵事務所に依頼をした。

 

 

こうしてホイホイ依頼出来るのも

藤木くんにお金があるからだけど

本来はこんなに簡単に

何度も依頼出来ないものだから

 

私は(探偵をつけるなら

 もっと日程とか時間とか慎重に

 目星をつけた方がいい)とは

アドバイスさせてもらった。

 

 

 

そして、その日の報告。

 

 

 

 

探偵さん

「今日は朝から奥様の実家に

 張り込ませてもらいましたけど

 

 午後にジムに行って

 帰りに一人でカフェに寄って

 それだけでしたね。

 

 ただ、カフェではずっと

 携帯に何かを入力してたので

 誰かとメールのやり取りを

 していたのかもしれませんが・・」

 

 

 

そう。

 

 

 

探偵に依頼するって、

本来はとても難しい。

 

 

特に藤木くんは今、

一緒に住んでいるわけじゃないので

行動パターンも読めない。

 

 

せめてお義父さんが家にいたら

今よりはもう少し

動きがわかったのだろうか。

 

 

 

藤木くんグループLINE

「パンダに言われた通り、確かに先に

 奥さんの行動パターンとか

 ちゃんと目星つけておかないと

 ずーっと外で待ってもらってる

 探偵さんにも

 申し訳ないなって思ったよ。

 

 でもさ、今の頼みの綱は

 Instagramくらいしかないんだけど

 あとはどうしたらいんだろう。」

 

 

 

 

私LINE

「藤木くんはね、そうやってすごく

 周りに色んなことを聞くけど

 結局最後に信じるのは自分で

 周りの意見を全く聞かなすぎたり

 突っ走る時があるよ。

 

 多分仕事ではそうやって

 自分のやり方で成功したかもしれないけど

 

 恋愛相手を選ぶ時

 友達の意見っていうのは

 すっごく大事だから。」

 

 

 

なんだか私、

ちょっと藤木くんに

 

言いたいこと、言ってしまったけど

今後のためにもそこだけは

わかっていて欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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