登場人物 （前職の会社の同期たち）
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。
現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。
２人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執
着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ
ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
お義母さん
「・・わかりましたよ。
じゃあ今夜にでも
あの子と話してみます。」
藤木くん
「…よろしくお願いします。」
お義母さん
「でも、、、
私たちはこの先、
孫たちには会えるのよね。」
藤木くん
「今のところ
ちゃんと取り決めさえ出来たら
子供達と会わせないつもりは
全くないです。
でも、、彼女が一緒にいるなら
そこは正直不安なので
必ず僕が同席の上でと思ってます。
この先どういう話し合いになるかにも
よりますけどね。」
お義母さん
「わかりました。
でも、期待しないでくださいね。
あの子は自分が決めたら
親の言うことなんか
聞きやしないので。」
そこを叱ったり説得するのが
親なんではないかと
喉の奥まで言葉が出ていたが
藤木くんは言うのをやめた。
藤木くん
「…この数日、子供達は元気かとか
様子はどうかとか
写真送って欲しいとか
そんな連絡が一切ないので
これでもし
親権が欲しいとか言われても
困惑しますけどね。」
そんな話をしながら、
藤木くんは先にお店を出た。
その後はお義母さんとお義父さんは
二人で今後のことを
話し合ったのだろう。
◆
その日の夜、
お義母さんからも
お義父さんからも連絡はなかった。
お義母さんも
一人にならない限り
連絡してこれないのだろう。
そして翌日のお昼頃
お義母さんから
電話がかかってきた。
お義母さん電話
「あぁ、、昨日話しましたよ。
今後、どうするつもり？って。
そしたら
（どうもこうも、私が産んだんだから
私が育てるに決まってる）
って言うのよ。
だから、それならなんで
あなたから連絡しないの？
って聞いたら
（こっちから連絡したって
無視されるに決まってる。
あっちから話す気にならないと
意味がない）って。」
親権を持つ気があるなら
家を出ては不利になることを
奥さんは知らないのだろうか。
藤木くん電話
「・・じゃあこっちから
アクションを起こさない限り
連絡してくるつもりは
ないってことですかね。」
お義母さん
「あの言い方だとそうね。
でもあの子は、
離婚する気ないそうよ。」
藤木くん
「・・そうですか・・」
お義母さんは
ただ質問をしただけで
説得したり、言い聞かせたり
そんなことは全くしていない。
聞いてもらっただけ無駄だったか。
藤木くん
「じゃあ、今のままだと
裁判になるってことは
ちゃんと伝えてくれました？」
お義母さん
「伝えたというか、、まぁ
このままだと訴えられちゃうわよ
って言ったら
そんなの無視するから
って・・」
本当に、どうしてこんな嫁と
結婚してしまったのだろう。