登場人物 (前職の会社の同期たち)
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。
現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。
2人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執
着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ
ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
お義母さんに
不倫やお金のことを打ち明けても
意味などなかった。
だってやはり
カエルの子はカエル。
お義父さんがなんでこんな家族で
何十年も暮らしてきたのか
藤木くんは不思議にも思ったが
自分だってこんな嫁、
周りに反対されたのに
付き合っている時から
癖のある部分はわかっていたのに
結婚してしまって、
人のことを言えた立場ではない
とも思った。
お義母さん
「藤木さん、あなたもね
もっとちゃんとあの子のこと
叱って欲しいわよ。」
藤木くん
「それを言うなら、
まずは聞く耳を持つ子供に
育てて欲しかったですけどね。」
お義母さん
「あら、あなたも言うわね。」
もうこの先
なんの関係もない人だ。
これまで遠慮もしていたけど
もう遠慮する必要はない。
藤木くん
「とにかく、お義母さんには
ちゃんとお伝えしましたよ。
彼女とはこれから
話し合いではまとまらないと
すでにわかっているので
裁判になると思います。
こちらが提示する条件に
納得してくれないのから
きっと彼女はお義母さんに
お金を出してくれと
頼むはずですけど
それはお願いします。」
お義母さん
「ちょっと、私はそんなお金
ありませんからね!
お金なら、お父さんに!」
お義父さん
「わたしが払うわけないだろう。
大体母さんに
どうしてお金がないんだ?
この何十年間で
かなりのへそくりが貯まるくらい
母さんにはお金を
渡してきたと思うよ。
なんならそれがいくらなのか
私は全部、帳簿につけてる。」
えっ、それはお義父さんすごい。
お義父さん
「母さんとあの子が、
藤木くんの言うことに
同意出来ないなら
わたしはわたしで、
母さんとの離婚調停をしてもいい。」
お義母さん
「ちょっと待ってください。
まずはわたしはお父さんと
離婚するなんてことに
同意してないですからね!
それにどうして離婚調停なんて
物騒なこと・・・」
お義父さん
「じゃあどっちにしてもまずは
母さんはあの子を
説得するしかない。
そもそもずっと育児放棄して
不倫までしてたんだぞ。
親権が取れるわけないだろう?」
お義母さん
「・・あの子を説得したら
私たちは離婚しないで
済むんですか?
お父さんに
その約束が出来るんなら
わたしはあの子を説得しますけど。」
なんでお義母さんの方が
上から目線なんだ。
お義父さん
「別にそんな駆け引きをしてまで
無理に説得しなくてもいい。
あの子のために、
説得した方が今後の
お金がかからないで済むと
藤木くんが気を遣って
言ってくれてるだけなんだから。」
お義母さん
「・・わかりましたよ。
じゃあ今夜にでも
あの子と話してみます。」
なんだかお義母さんが意外と
あっさり言うことを聞いた。
お義父さんと別れるのが
そんなに嫌なのか。
それともお金のことが心配なのか。
藤木くんはひとまず
一旦の説得を
お義母さんに任せてみることにした。
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