登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執

     着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ

     ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

お義母さんには娘である奥さんが

高額なシッター代金を

支払っていたにも関わらず

 

お義父さんにはその金銭のことを

一切話していなかった。

 

 

 

お義父さん

「食材の費用は別・・?」

 

 

 

お義母さん

「・・・それは・・

 ですから・・」

 

 

 

藤木くん

「お義母さんがスーパーで

 買ってきてくださったものは

 いつもレシートをいただいて

 それを妻が現金で

 払っていたと思いますが

 

 ではお義父さんからのお金は

 そのままお財布の中に

 入っていたんですよね。」

 

 

 

 

お義母さん

「まぁ、、そうですけど、、

 

 結局はそれがお父さんが食べる

 普段の料理になるんですから

 同じじゃありませんか?」

 

 

 

 

お義父さん

「同じって、、

 

 お腹に入るという意味では

 同じかもしれないが

 嘘をついてるというところは

 何も感じないのか?」

 

 

 

 

お義母さん

「いや、、嘘なんてそんなつもりは

 全くありませんよ。

 

 ・・・まぁ、、でも、、ねっ

 そこは許してくださいよ。

 

 私だってたまにはお友達とかに

 ランチして、奢ってみせたい時も

 あるじゃありませんか。

 

 だから、、そういうときの足しに

 させていただいてたんですよ。」

 

 

 

 

今までこんな感じで押し切られて

きっとお義父さんは

お金を渡し続けてきたのだろう。

 

 

 

藤木くん

「お義父さんがイイのなら

 僕はその辺りはこれ以上

 言うことはありませんけど。」

 

 

 

 

お義父さんは黙っている。

 

 

 

 

 

けれど、これはただの序章であって

本当に言いたいことではない。

 

 

 

 

藤木くん

「でも、僕が気になっているのは

 妻がお義母さんに

 シッター代という名目で渡した 

 お金のことです。」

 

 

 

お義母さん

「えぇ、、、、?」

 

 

 

ため息まじりの驚きの声が出る。

 

 

  

藤木くん

「お義母さん、妻からは

 1回ずつ手渡しで

 お金をもらってましたよね。」

 

 

 

お義母さん

「・・・まぁ、そうですけど。」

 

 

 

藤木くん

「妻は時々口座から、

 お金を引き出してました。

 

 バックを買ったとか

 靴を買ったとか

 そんな感じで話していたので

 そのバックの相場を知らない僕は

 

 バカみたいに

 あぁ、そうなんだ、可愛いねって

 答えてましたよ。

 

 妻が喜んでくれるならって

 

 でも、、妻は

 現金で引き出したお金の一部を

 お義母さんに渡してたんですね。」

 

 

 

お義母さんは狼狽えた目をして

お義父さんの顔色を確認する。

 

 

 

 

お義父さん

「いつから、、、

 そんなことになってた。

 

 

 あいつが結婚してからか?」

 

 

 

 

お義母さん

「違いますよ。

 ・・そんなに前からじゃあ・・」

 

 

 

 

お義父さん

「じゃあいつからだよ!!

 

 そのお金、何に使ってるんだ!!」

 

 

 

 

 

お義母さん

「そんな、、だってこれは

 獲ったんじゃありませんよ。

 

 孫たちのお世話をして

 お礼にって、あの子が・・・

 

 あなた(藤木くん)がそのことを

 知らないなんて思ってなかったわ。

 

 もちろんちゃんと夫婦で相談して

 いただいているものだと・・・」

 

 

 

 

その動揺ぶりから、

絶対に嘘をついていると

はっきりとわかった。

 

 

 

 

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