登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

藤木くんのもとに

お父さんからかかってきた電話。

 

 

そこで奥さんは母親の前で

 

産後うつで辛い

旦那(藤木くん)から

母親失格だと言われたと

泣き出したそうだ。

 

 

 

藤木くん電話

「・・・・」

 

 

 

お義父さん電話

「もちろんわたしはそんなこと

 信じていないが・・」

 

 

 

藤木くん電話

「お義母さんは、、、 

 信じたんですね。」

 

 

 

お義父さん電話

「信じた・・というか

 ・・まぁ、、そうだな。」

 

 

 

藤木くん電話

「それでお義母さんは妻に

 なんて言ったんですか?」

 

 

 

まぁ、信じたというなら

大体の母親は

 

(そんなに辛いなら、

 子供たち連れて

 実家に帰っておいで)

 

 

ってなことを

言う感じだろうけれど

 

 

 

しかし、このモンスターを

育て上げた母親が

そんなことを言うわけがない。

 

 

 

お義父さん電話

「それが・・・

 

(まぁ!それじゃあ彼に電話して

 しばらく娘はうちで面倒みるから

 私は週に5回

 子供たちを見に行くわ!!)

 

 と、言ってたんだ。」

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

 

お義父さん電話

「先に君から、シッター代のことを

 聞いていたからわかったが・・・」

 

 

 

藤木くん電話

「なるほど・・・

 

 ご実家で預かると、

 シッター代が0になりますからね。

 

 むしろ週5回に増やして

 娘は実家で今まで通り

 自由に過ごさせて

 お義母さんは高い日給を

 僕からむしろ取ろうと・・・」

 

 

 

お義父さん電話

「……こんな娘と家内で

 申し訳ないよ・・・」

 

 

 

藤木くん電話

「それで、、彼女(奥さん)は

 なんと答えたんですか?」

 

 

なんて、聞かなくてもわかるが

 

 

 

 

お義父さん電話

「(お母さんありがとう。

  私、母親失格だよね。

  妻としても失格だよね。

 

  もっとしっかりしなきゃ

  彼に捨てられちゃう!)

 

 って、わたしにも聞こえるように

 ずっと泣いてるんだ。

 

 そしたら母さんから

 

(あなたは娘がこんなに泣いてるのに

 なんで何も言わないんですか!

 彼に電話して、

 なんとか言ってやってください!)

 

 って言われたよ、、、」

 

 

 

藤木くん電話

「それで・・・・今

 この電話に至る、

 というわけですね?」

 

 

 

お義父さん電話

「いや、そういうわけじゃない。

 

 やっぱりさすがに私も

 娘がそんなこと言ってるの聞いて

 黙ってるわけにも

 行かなかったからね・・」

 

 

 

 

という声が頼りなくて、

ずっとお義父さんはこうして

この母娘に色々言われて

言いなりになってきたのだろうと

容易に想像はついた。

 

 

 

 

 

 

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