登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

たった一言だけ

LINEで謝った奥さんに

 

心揺れてしまっている藤木くん。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「子供にとって母親がいないって

 どういうことになるかなって

 …ちょっと考えてたから、、

 

 どういう意図で謝ってるのかは、

 聞こうと思って・・・・」

 

 

 

 

私LINE

「いや。いやいやいやいや。

 

 どういう意図で謝っているか

 その心を聞いたら、

 どうにかなるの??

 

 むしろやっぱり離婚しませんとか 

 そんな感じになるの?

 いや、いいよ別に。

 離婚が全てじゃないし。

 

 でも、、

 

 彼女は働いてなくて

 でも子供をシッターさんに

 週5で預けて

 遊んだり不倫したりして

 

 そういう母親でも

 母親という存在さえあれば

 藤木くんはそれでいいの?」

 

 

 

藤木くんLINE

「うーん。。」

 

 

 

なにを悩んでいるんだ?

 

 

たった一言、

悪かったと言われただけで。

 

 

 

 

AちゃんLINE

「あのさ、藤木くん。

 

 藤木くんが

 それでいいっていうなら

 藤木くんの人生だから

 好きにしてって思う。

 

 だけどそういうことなら

 もう奥さんのことで

 私たちを振り回さないで。」

 

 

 

Aちゃんがズバッと言う。

 

 

 

ZくんLINE

「まぁ、、Aちゃんにそう言われても

 仕方ないとは思う。

 

 俺も、藤木との個人的な付き合いは

 これまで通りでいいけど

 あの奥さんと結婚してる限り

 家族がらみのことは

 もう付き合いきれないから。」

 

 

 

 

とはいえ

 

友達にこう言われても世の中では

共依存だったり、

洗脳だったりすると

 

特にモラハラをされている人は

別れられなかったりする。

 

 

 

藤木くんがそうかどうかは

わからないが

そもそもあの奥さんとの結婚を

誰も喜んでいなかった時点で

こうなることは、目に見えていた。

 

 

 

けれど

 

 

藤木くんLINE

「みんなにそこまで言わせてごめん。

 

 そうだな。

 

 LINEで謝られたくらいで

 こっちが色々考えることないよな。」

 

 

 

 

藤木くんは、

同じ鉄は踏まなかった。

 

 

 

 

 

 

 

奥さんのLINEを無視したまま、

翌日になった。

 

 

翌日もまた

シッターさんがきてくれて

藤木くんは朝から出社していたが

そこに、お義父さんから

電話がかかってきた。

 

 

 

 

藤木くん電話

「はい、、、。」

 

 

 

お義父さん電話

「あぁ、、、昨日

 娘が帰ってきて、

 母さんと話してたよ。」

 

 

 

ん。お義父さんは?

 

 

 

お義父さん電話

「わたしはリビングにいたから

 そのまま母さんと話してる様子を

 聞いてる感じになったんだがね。」

 

 

 

両親セットで

話を持ちかけられたわけでは

ないらしい。

 

 

 

藤木くん電話「はい。」

 

 

 

 

お義父さん電話

「あぁ、それでもちろんわたしは、

 君から電話がかかってきたとは

 言ってないんだけど」

 

 

 

藤木くん電話「はい。」

 

 

 

お義父さん電話

「娘が、なにも話さずに

 急に泣き出してな。」

 

 

 

はい?

 

 

 

 

お義父さん電話

「(産後うつで辛い。

 

  だからしばらく

  お母さんやシッターさんに

  子育て任せてたんだけど

 

  彼(藤木くん)からは

  それじゃあ母親失格だって

  言われたの)って。」

 

 

あい?

 

 

 

 

世の中の、産後うつで

苦しんで、悩んでいる方たちに

 

土下座して謝って。

 

 

 

 

 

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