登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

藤木くん

「・・・あの、お義父さん、、

 

 僕はどうすれば・・・」

 

 

 

 

こんなことを

お義父さんに聞いて仕方ないのに

ついつい聞いてしまった。

 

 

 

 

お義父さん

「それは・・・君には、、

 好きに生きて欲しいと思う。」

 

 

 

藤木くん

「・・・・お義父さんだって

 今からでも離婚出来ますよ。」

 

 

 

 

お義父さん

「いやもう、、

 そんな面倒なことはしない。

 

 娘が帰ってきたら、、まぁ

 わたしの言うことなんて

 聞くわけはないと思うが

 話は聞いておくよ。」

 

 

 

藤木くんは電話を切って、

弁護士の友達に

これからのことを相談した。

 

 

 

親権のこと、慰謝料のこと。

 

 

 

その日、

奥さんからもお義父さんからも

連絡はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝

シッターさんがやってきて

藤木くんは

自宅で出来る仕事をしていた。

 

 

 

そして、子どもたちが

お昼寝の時間になった時。

 

 

 

 

藤木くん

「昨日はお見苦しいところを見せて

 申し訳ございませんでした。

 

 あれから、

 妻は一旦出て行きましたが

 今日帰ってくるのか

 しばらく帰ってこないのか

 まだ連絡がないのでわかりません。」

 

 

 

シッターさん

「そうですか・・・

 

 じゃあ、今後のシッティングの日程

 私が増やせるところは増やして

 調整出来るところはしましょうか。」

 

 

 

 

奥さんは、シッター選びだけは

優れていたようだ。

 

 

 

 

藤木くん

「そうですね。助かります。

 

 午後からは仕事に行きますが

 もし妻が突然帰ってきたら

 すぐに連絡をください。」

 

 

 

 

シッターさん

「かしこまりました。」


 

 

 

 

そして

 

午後から藤木くんは、

仕事の会議などに出ていたが

 

 

夕方前になって

 

 

 

 

奥さんLINE

「子どもたちは、

 今なにしてるの?」

 

 

 

奥さんから連絡が入った。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「さっきシッターさんから

 これから夕飯食べさせるって

 連絡がきたよ。」

 

 

 

奥さんLINE

「ほら、あなたがいたって

 結局面倒見るのって

 シッターさんじゃないの。」

 

 

 

 

それとこれとは

わけが違うだろう。

 

 

と返したかったが、無視した。

 

 

 

 

すると

 

 

 

奥さんLINE

「悪かったわよ。」

 

 

 

 

突然謝罪っぽいLINEが入って

藤木くんは驚いた。

 

 

驚きすぎて、私たちの

グループLINEにメッセージが来た。

 

 

 

 

 

藤木くんグループLINE

「ねぇ、今奥さんから

 

(悪かったわよ)って

 連絡がきたんだけど

 

 どういう意味だと思う?」

 

 

 

 

私LINE

「意味なんて、考えなくてよろし。」

 

 

 

ZくんLINE

「急にしおらしいね。」

 

 

 

AちゃんLINE

「なに言ってんのよ。

 これだから男は・・・

 

 どうせこうやって謝ったり

 泣き寝入りして

 別れないようにしたいんでしょ。

 

 だって藤木くんと別れたら

 金銭的にもこれから

 辛いと思うもん。」

 

 

 

 

私LINE

「藤木くんはどう思ってるの?

 

 まさかこんなことで、

 ちょっと心揺れたりなんて

 してないでしょうね。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「さすがにそんなこと思ってないけど

 

 子供にとって母親がいないって

 どういうことになるかなって

 …ちょっと考えてたから、、

 

 どういう意図で謝ってるのかは、

 聞こうと思って・・・・」

 

 

 

 

それが、

 

揺れてるというのだよ。

 

 

 

 

 

 

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