登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

 

藤木くんの話を聞いて

絶句していたお義父さん。

 

 

怒っているのか、困っているのか

全然わからない。

 

 

長い沈黙の後、

お義父さんがやっと口をひらく。

 

 

 

 

お義父さん

「これから娘が帰ってくるなら

 その前にこの話、、

 

 直接母さんに

 聞いてみてもいいか?」

 

 

 

 

藤木くん

「いや、そんなことしたら

 僕から電話したことが

 わかってしまいます・・・

 

 それに本当は、僕が言いたいのは

 お義母さんの

 お金のことだけではありませんから」

 

 

 

 

お義父さん

「あぁ、、そうだよな、、

 

 でも、ちょっと待ってくれ。

 週に1回ってことは、月に4回・・

 母さんは20万から30万

 もらってたってことだよな。

 

 君に内緒で、娘から

 少なくとも、この1年以上。」

 

 

 

 

藤木くん「そうです。」

 

 

 

 

本題の娘の話になる前に、

我が妻のことで、

かなりショックを受けている。

 

 

 

 

お義父さん

「そんなそぶりは、一瞬も・・・

 

 ・・それに、税金とかは

 どうなるんだ?」

 

 

 

 

藤木くん

「それは僕が知りたいですけど

 でもまぁそこは、

 僕が渡していた生活費とか

 カードから使ってたので

 大丈夫かとは思いますが

 

 近いうちにそういうのも全部

 経路を調べる予定です。」

 

 

 

 

お義父さん

「そうか・・・あぁ、それで、、

 言いたかったことというのは。。」

 

 

 

藤木くん

「はい。それは

 週に5日、子供を預けっぱなしで

 妻がどこで何をしていたか。

 

 それがわかったんです。」

 

 

 

 

お義父さん

「・・・・・・」

 

 

 

なんなんだ?

 

 

とか、聞いてこない。

 

 

 

聞きたくないのか?

 

 

 

 

藤木くん

「・・・・あの、、

 

 お話ししても、いいですか?

 それとも、

 聞きたくないですか。」

 

 

 

 

お義父さん

「・・・聞きたいわけじゃないが

 聞かないわけには

 行かなそうだな。」

 

 

 

 

藤木くん「はい。」

 

 

 

 

もっとスッと聞けよ、と思った

その瞬間

 

 

 

お義父さん

「・・・男が、

 いたんだろう?」

 

 

 

 

 

あれ、知ってた?

 

 

 

藤木くん「えっ、、、」

 

 

 

 

父親が自分の娘のことを

(男がいる)なんていうのは

異常事態じゃなかろうか。

 

なんで知ってるんだ?

 

もう、話してるのか?

 

 

一瞬で藤木くんの頭の中を

いろんなことが駆け巡る。

 

 

 

 

しかし

 

 

お義父さん

「母親が我が子を預けっぱなしで

 毎日出かけていくなんて、

 それしか考えられんだろ?」

 

 

 

 

 

藤木くん

「・・・・あぁ、、、

 

 

 はい、そうですね。

 おっしゃる通りです。」

 

 

 

 

お義父さん

「・・・・・・・・・・・」

 

 

 

藤木くん

「・・・・・」

 

 

 

お義父さん

「・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

藤木くん「あの、、、」

 

 

 

 

 

その時

 

 

 

 

お義父さん

「結局あいつも、

 

母親と一緒だ。」

 

 

 

 

 

藤木くん

「え、、、、、、、、」

 

 

 

 

お義父さん

「本当に、家内とはもっと前に

 別れておいたらよかった。

 

 とは言っても、わたしたちの時代は、

 特にうちの家系や職業は

 離婚するなんて恥晒しなこと

 許されなかったけどな。」

 

 

 

 

藤木くん

「・・・・・・・あの、、」

 

 

 

 

さっき、まぁまぁな

爆弾発言されましたけども??

 

 

 

お義父さん

「それにしてもその金

 母さんは一体何に使ったんだ、、」

 

 

 

お義父さんはそのままサラサラと

会話を続けているが、

 

言いたいのは、

義母のことじゃないんだが

 

お義父さんも

色々苦労したんだなと思うと

そのボヤキみたいなものは

先に聞いておこうと思った。

 

 

 

 

 

 

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