登場人物 （前職の会社の同期たち）
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。
現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。
２人の子供がいる。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
飲み屋横丁みたいな席で
たまたま相席したオジサンズ。
藤木くんに同情したのか何なのか
いきなり奥さんと出会った日のことを
暴露し始めて
奥さんは別の男に
しなだれかかったりしていたことが
突然判明した。
藤木くん
「・・・・・」
Zくん
「なるほど・・・ってまぁ
俺らはみんなそんなこと
思ってたけどね。」
藤木くん
「えっ、思ってたのか？」
Zくん
「えっ、思ってなかったのか？」
藤木くん
「いや、、、もちろん
これだけ外出が多ければ
そんなことも過ったりはするけど
でも、、ここまでのことがあって
さらに不倫までしてたら
どれだけクズなんだよってことに
なるだろう？
だからただ、子供より自分が好きな
そんなやつだと思ってたけど・・・」
ただ、って。
それもいかがなものとは思うけど。
藤木くん
「救いようのない、
バカな女を、選んでしまってた。」
おじさんズ
「…でも、わからないですよね。
女性って。
奥さんも、相席したときは
すごく愛想が良くて、
面白い人だなって思いましたし
お子さんの話してる時は
子供が可愛くて仕方ない
って感じでしたよ。
携帯の待受もお子さんでしたから。」
藤木くん
「…まぁ、子供をつれて
洋服を買いに行く時とか
写真館の撮影とかそういうのは
一番張り切ってたんで、、
こうなるとなんか
アクセサリー感覚だったのかなって
思っちゃいますね。
・・・もう、探偵に払うお金も
もったいない感じしますよ。
・・・自分で、明日の昼にでも
尾行しようかな・・」
Yくん
「いやそれは、..
探偵に任せちゃった方が
安心なんじゃないか？
だってあの奥さん、
調べたってわかると色々と
（名誉毀損でお金くれ）とか
色々言ってきそうだろう。
それなら、ちゃんと探偵に
調査してもらった方が
どこまでやっていいとかダメとか
あるだろうし。」
藤木くん
「うーん、、、でも。
まぁいいや、探偵は頼まない。
なんとかする。」
Zくん、Yくん
「なんとかって・・・」
藤木くん
「それより、今日はもうここで
お開きにしましょう。
お二人とも、ありがとうございました。」
それからおじさんズたちは
何度もぺこぺこ頭を下げながら
帰って行った。
◆
おじさんズが帰って、
藤木くんたちは３人になる。
Zくん
「おい、探偵頼まないって、、
それでいいのか？」
藤木くん
「いや、探偵には頼むよ。
っていうかあの人たちに
あんな暴露されなくても
そうするつもりだった。
だって昼間何してるのか
詳しく知りたいから。」
Zくん
「え？そうなの？でも、さっきは」
藤木くん
「いや、だってあの人たちのこと
どこまで信用していいかなんて
わからないだろ。
あとで（ご主人探偵つけるらしいから
しばらく気をつけて）なんて
連絡されたら怖いから。」
Zくん
「あぁ、なるほど。」
藤木くん
「ひとまずあいつが持ってる
家族カードは止めて
まだ一緒に暮らしている間は
食費とかもろもろ全部
レシートを見せてもらって払うよ。
あと、、、
うちの部下に、奥さんの不倫現場を
探偵に抑えてもらったっていうやつが
一人いるから、
そいつに紹介してもらう。」
奇しくも探偵のことを
シーズン16でもこっちでも
書くことになったわけですが、
探偵事務所には以前より
男性からの依頼も増えているそう。
それって昔に比べて、
女性が社会に進出し始めた影響もあるのか
マッチングアプリのせいか・・・
不倫の数は、増える一方だそうな。
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