登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

藤木くんがなんとなく、

弁護士の存在をちらつかせただけで

すぐに本当のことを

ペラペラと話し始めたおじさんズ。

 

 

 

藤木くん

「相席した流れって、、

 どういう意味ですか?

  

 相席バー・・とかですか?

 

 

 

おじさん1

「いやいや、我々はそんなところ

 行ったりしませんよ。

 

 いわゆるガードレール下みたいな

 そういうお店で飲んでたら

 奥様たちが隣で飲んでて

 

 その場で意気投合して、、

 というだけの・・・」

 

 

 

奥さん

「というだけって、

 どういうこと??!!

 

 私のこと話したら散々

 そんなの可哀想だ

 俺が旦那に言ってやる!って

 あんなに息巻いてたのに!!」

 

 

 

おじさん1

「それは本当にその時は

 可哀想だと思ったから!!

 

 でも、ご主人の話聞いてたら

 全然言ってたことと

 違うじゃないか!

 

 これじゃあ俺たちからご主人に

 何も言えないから。」

 

 

 

 

あれ、仲間割れどすか?

 

 

 

藤木くん

「…妻からは、、なんて聞いて、、

 

 いや、まぁ、いいです。

 そんなこと聞いてもどうせ

 嘘しか並べてないんですよね。」

 

 

 

おじさん2

「奥さん・・さすがに

 お子さんのことを考えたら

 もうちょっと真剣に子育てに

 向き合った方がいいんじゃないかな。」

 

 

 

 

あれ、お金返すって決めた途端

もう奥さんに

味方をする理由が無くなったからなのか

あっさり寝返った。

 

 

 

 

奥さん

「あぁもうっ!使えないな!!!

 

 やっぱり母親の気持ちなんて

 男は全然わからない!」

 

 

 

 

藤木くん

「いや、

 わかって欲しい気持ちがあるなら

 言いたいこと言ってみろよ。」

 

 

 

 

奥さん

「ここで話しても今ここにいるのは

 男ばっかりで、全員私の敵なのに

 何をわかってくれるっていうの?」

 

 

 

 

藤木くん

「いや、男とか女とか 

 関係ないと思うけど。

 

 男女の違いで味方がいないなら

 女友達呼んだら良かったじゃないか。

 

 ・・結婚式にきてた友達の

 どの子が本当の友達か

 俺にはわからなかったけど。」

 

 

 

 

奥さん

「あぁもう、うるさい!

 

 とにかくじゃあ、

 

 養育費の提示して。

 話はそれからね。

 

 親権を私が持つ場合と

 あなたが持つ場合の。」

 

 

 

 

藤木くん

「・・俺が親権を持つ場合に

 養育費払うのは

 なんで俺なんだよ。

 

 俺が養育していくのに。

 なんならそっちが払う方だろう?」

 

 

 

奥さん

「何言ってるの?

 お腹痛めて産んだのは私よ?

 

 その母親と子供を引き裂くんだから

 それなりの慰謝料が発生するでしょ!」

 

 

 

 

YくんとZくんはもちろん

おじさん二人も、

お目々ぱちくり状態になっている。

 

 

なんか急におじさん二人が

こっちの世界に戻ってきた。

 

 

 

藤木くん

「…あの、皆さん。奥さんのこの主張

 合ってます?

 

 奥さんは今働いてなくて、

 専業主婦なのに、

 子供たちをほぼ見てたことなくて

 

 それなのに親権取りたい。

 そうじゃない場合は慰謝料を。

 

 

 しかも養育費より多めに。

 

 ・・客観的に、どう思います?」

 

 

 

 

おじさん2

「…あの、、、奥さんはその

 慰謝料の金額というのを

 

 どういう風にお考えなんですか。

 いくらくらい払ってもらったら

 気が済むんですか。」

 

 

 

 

払う気などないので

金額も聞く気がないが。

 

 

おじさんが聞いてしまったので

なんかみんな

それを聞いてみたい雰囲気になった。

 

 

 

ら。

 

 

 

 

奥さん

「子供一人につき

 

 最低1億。

 

 

  払ってくれるなら

 ちょっとは考えてもいい。」

 

 

 

 

なんだ結局、

 

 

親権が欲しいんじゃなくて

お金の交渉を

したかっただけか。

 

 

 

なんだ。

 

 

 

なんだなーんだ。

 

 

 

 

くだらんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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