登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

藤木くんは私たちに、

夫婦の話し合いに同席して欲しいと

言ってきたのだけれど、

 

私はなんだか腑に落ちなくて

すぐに(いいよ)と

二つ返事は出来なかった。

 

 

 

隣芝の主人公の人たちのことは

お節介なほどに口も顔も出すのに

 

どうして藤木くんのことは

こんなに乗り気じゃないのだろう。

 

 

 

それは多分、藤木くんに100%

味方をしてあげられるほど

彼の気持ちや行動に私が

理解を示せないからだと思う。

 

 

 

私LINE

「とにかく私たちはさ、

 奥さんにとっては敵でしょ。

 

 だって私たちはもう昔に藤木くんが

 縁を切ったって思ってるわけでしょ。

 いきなりそんな人がやってきて

 話し合いになるわけないよ。

 

 だから最初はYくんとZくんが

 行ってみるべきだと思う。」

 

 

 

YくんLINE

「まぁ・・そうだよな。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「・・・わかった、、

 

 でも一旦、奥さんには聞いてみる。

 女同伴でもいいかって。

 

 自分が正しいと思うなら、

 同性が賛同してくれるはずだろう?って。

 だからむしろ、

 味方につければいいじゃないか、

 って言おうと思う。」

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日

 

 

 

藤木くんLINE

「やっぱりパンダの言う通りだった。

 

 女友達連れてくるから

 話し合いしようって言ったら

 

 頭おかしいのかってキレられた。」

 

 

 

 

 

私LINE

「・・・やっぱり・・・」

 

 

 

多分想像するに、

藤木くんの話の持っていき方も

あまり上手くなかったんではないか。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「でも、、、、、

 

 

(zくんとYくんなら

 連れてきてもいいよ。

 

 

 あなたが男友達連れてくるなら

 私も同じように、男友達

 同席してもらうから。)

 

 

 

 って言われたよ。」

 

 

 

 

私LINE

「…WHY。真顔

 

 

 

 

AちゃんLINE

「奥さん、さすがにギャグでは。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「いや、、、

 

(・・・何が同じようになんだ?

 なんで俺が女友達がダメで

 お前は男友達連れてくるんだ?)

 

 って聞いたら

 

(こっちは関係性が違うから!

 クリーンな関係だから!)

 

 って、リモコン投げられた。

 

 

 ・・・意味不明だよ。もう。」

 

 

 

 

AちゃんLINE

「そんなこと言われたら、こっちが

 クリーンじゃないみたいだけど(笑)」

 

 

 

 

ZくんLINE

「まぁとにかく、、、

 俺らが行くか。」

 

 

 

YくんLINE

「えー。屈強な男が来たら

 どうするんだよー。やだなー。」

 

 

 

藤木くんLINE

「そうならないようにひとまず

 話し合いの場所は、

 個室がある居酒屋にしたから。

 

 最悪の場合、店員さんを呼ぼうかと。」

 

 

 

 

私LINE

「・・・が、頑張ってね。

 

 ひとまず録音が大事よ。

 何事も、証拠。」

 

 

 

藤木くんLINE

「わかった。」

 

 

 

 

 

 

それから、話し合いの日。

 

 

子供達は、シッターさんに預けた。

 

 

 

そして集まったのは

藤木くんと、YくんとZくん。

 

 

奥さんはまだ来てない。

 

 

 

そして、待ち合わせ時間から

5分経過したところで

 

 

 

 

奥さんが登場して

 

 

 

一緒にやってきたのは、

意外なことに

 

 

おじさん2人だった。

 

 

 

 

おじさん1

「初めまして。おじさん1です。」

 

 

 

おじさん2

「初めまして、おじさん2です。」

 

 

 

 

藤木くんたちも、挨拶をする。

 

 

 

藤木くん

「あの、、お二人は妻と、、

 一体どのような

 ご関係でしょうか。」

 

 

 

弁護士か、どなたかどすか。

 

 

 

50代くらいのおじさんではあるが、

スーツをピシッと着こなしていたので

男子3人全員がそう思った。

 

 

 

しかし

 

 

 

おじさん1

「あぁ、私たちは奥様の

 

 友人です。」

 

 

 

 

 

・・・えっと。

 

 

だから、

 

 

 

 

何友達?

 

 

 

 

 

 

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