登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

なんだか頼りない藤木くん。

 

 

仕事に関しては才があって

お金を稼ぐ能力だけは

昔から本当に長けていたが、

 

女性のこととなると

すっぽり何かが抜け落ちる人。

 

 

 

周りが、なんでそっちの人と

付き合っちゃうの???

というチョイスをしてしまう。

 

 

 

私LINE

「藤木くんが親権持ったとして

 ちゃんと子育て出来るの?

 

 奥さんのヒステリックさも

 人任せ加減も嫌だけど

 藤木くんのことも結構心配だよ。」

 

 

 

ZくんLINE

「うん。まさに。」

 

 

 

AちゃんLINE

「私もパンダと同意見。

 

 お義母さんや

 シッターさんがちゃんとしてるなら

 日中はむしろプロに見てもらった方が

 ヒステリックな母親が見るよりも

 環境としてはいいなら

 それもありなんだとは思うけど、、

 

 

 いや、、でも、、、

 もう少し子供達が大きくなったら

 辛いのかな・・・うーん・・」

 

 

 

私LINE

「奥さんとちゃんと向き合って

 話し合えないの?

 

 ご両親交えてでもいいしさ。

 

 いくら結構お金払ってるとはいえ

 そんなに手伝ってくれるお義母さんなら

 悪い人ではないんでしょ?」

 

 

 

藤木くんLINE

「悪い人ではないけど、、、

 いい人でもないかな。

 

 話し合うのは、無理だと思う。

 結局彼女の方がいつもキレて

 こっちが謝って終わり。

 

 結婚前は、

 ここまで酷くなかったから

 子供が生まれて変わったのか

 俺が悪いのか、、」

 

 

 

YくんLINE

「まぁこの手の話は

 友達の肩を持ちたくなるけど

 夫婦のことって

 どっちかだけが悪いって話でも

 ないっていうからな。」

 

 

 

確かに、藤木くんだけの話で

奥さんを100%悪者にするのも

どうかとは思っている。

 

 

もちろん、色々差っ引いても

今の奥さんの行動が

良いとも思えないけれど。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「というわけでさ、

 みんなにお願いがあるんだけど・・」

 

 

 

ZくんLINE

「奥さん説得してくれ、

 みたいな話だったら

 

 俺は無理だからね。

 あの奥さん俺苦手だもん。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「えっ、無理なの?」

 

 

 

ZくんLINE

「えっ、本当にそうして欲しいって

 言うつもりだったの?」

 

 

 

藤木くんLINE

「言うつもりだった・・・」

 

 

 

AちゃんLINE

「私は会いたいけどなー」

 

 

 

 

私LINE

「えっ、会いたいのっ_:(´ཀ`」 ∠):?

 

 私はちっとも会いたくない真顔

 

 

 

 

AちゃんLINE

「いやいやいやいや、 

 女の私が一人で行ったら

 それこそ疑われてヤバいでしょ。

 

 行くならパンダも一緒に行かないと!」

 

 

 

 

私LINE

「いや、私は会いたいなんて

 全然思ってないんだけど。」

 

 

 

だって、そんな奥さんに会って

私から何を言えるのだ?

 

お金使わないでください?

 

子供ほったらかして

遊びに行かないでください?

 

 

 

浮気とかしてるならまだしも

それこそそんなことは

夫婦の問題なので

 

急に夫の同僚の女が出てきて

いきなり注意したり諭し始めたら

むしろ火に油では。

 

 

 

YくんLINE

「Aちゃんとパンダが行くなら

 俺らも行くよ。」

 

 

 

私LINE

「いや、この人数で奥さんのこと

 取り囲むつもり?

 

 それならきっと奥さんの方だって

 友達呼んでバトルになるでしょ。」

 

 

 

藤木くんLINE

「だって、俺一人で解決出来てるなら

 今のこの状況に

 なってないわけだから!

 

 誰か頼むよー」

 

 

 

私LINE

「…じゃあさとにかく1度奥さんに

 話し合いたいって言ってみ?

 

 それで

(家族、もしくは友達も交えて

 話し合うのどうかな)

 

 って、聞いてみての反応で

 次の手を考えよう。」

 

 

 

 

結婚式の時の様子から、

奥さんの本当の友達は

ほぼいないと聞いている。

 

 

そんな奥さんが、

藤木くんの友達を交えての話し合いに

応じるはずなどないと、

私は思っている。

 

 

 

 

 

 

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