登場人物

パンダ…ブログ主

 

山田壱子ちゃん

理央さんのママ友。

 

大原理央さん

壱子ちゃんのママ友。幼稚園に通う娘(リミちゃん)と、
小学生の息子(省太郎くん)がいる。

夫の省吾が、幼稚園のママ友の早苗と

不倫をしていた。実母は若年性アルツハイマー。

 

大原省吾

理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が

家族にバレたが、再構築を希望している。

 

省吾の母と父

理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。

理央さんの味方になってくれるが

義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。

 

早苗(ミクちゃんママ)

省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで

働いていたことがわかるなど、浮気相手は一人ではない。

実の父親は体育教師。父のことが怖い。

最近、ミクちゃんだけを引き取りたいと言い出した。

 

早苗のご主人(浩輔さん)

不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。

最近息子(お兄ちゃん)に、夫婦で話していることを

聞かれてしまった。

 

 

 

 

 

 

さてお話は、理央さんの家庭に。

 

 

 

 

 

早苗のご主人が、お兄ちゃんが

毎日悩み苦しんでいる時、

 

 

理央さんも同じく、

省吾の考えなしの言葉に

苦しんでいた。

 

 

 

その翌日理央さんは、

幼稚園のお迎えの前に

カフェでお義母さんと会っていた。

 

 

今日何かを絶対に

話したかったというわけじゃない。

けれどどちらからともなく

会おうということになった。

 

 

まずは子供たちの様子や

自分の母親の話をした後

 

 

 

理央さん

「省吾さんは、、

 いつもどんな様子ですか。」

 

 

 

別に、元気かどうか

聞きたいわけじゃない。

 

むしろ落ち込んでいて欲しい。

 

笑わないでいて欲しい

くらい思ってしまう。

 

 

 

 

省吾の母

「最近は、かなり遅く

 帰ってくるから、

 朝ごはんの時くらいしか

 話せてないんだけど、

 

 毎日残業してる様子よ。」

 

 

 

 

本当に、残業ですか。

 

 

と、心の中で思う。

 

 

 

 

省吾の母

「今、残業手当はほとんど

 つかないらしいけどね、

 

 上司に、

 昇進させてくださいって

 交渉したらしいの。」

 

 

 

 

 

理央さん

「昇進・・ですか・・」

 

 

 

 

省吾の母

「休日出勤したり、残業して

 早く認められたいからって、、

 

 あとは、休日出勤がない時期は

 土曜日は日雇いの仕事する

 とは言ってたけど・・・

 

 帰って寝るためだけの家を借りて

 家賃を払うよりは、

 とにかく慰謝料や借金を返すまでは

 実家に住ませてくれって

 言われてね・・・・」

 

 

 

なんだかお義母さんが

申し訳なさそうな顔をしている。

 

 

 

理央さん

「……それは、、

 

 お義母さんとお義父さんが 

 いいと思われるんなら、

 そうしてください。」

 

 

 

 

省吾の母

「理央さんは、、どう思う。」

 

 

 

 

お義母さんはきっと理央さんに

気を遣っているのだろう。

 

 

 

 

理央さん

「いや、本当に、、

 私の家ではないので、

 私に何か言う筋合いないです。

 

 でも、、そうですね、、

 

 実家暮らしでも、

 一人暮らしでお金の返済が

 遅くなってもきっと

 私は、、どっちも、、

 複雑な気持ちになるので・・・

 

 今は・・確かにお金のためには

 実家から仕事に行く方が

 いいと思います・・」

 

 

 

 

省吾の母

「そう、、そうね。。。

 

 まずはお金のことが

 先決だからね・・」

 

 

 

 

理央さん

「はい、、それで、、

 

 子供たちのことですけど、

 離婚のこと、子供たちに

 どんな風に話したらいいか・・

 

 決めかねてます。」

 

 

 

それから理央さんは、その件で

省吾とやりとりしている内容を

お義母さんに全部話した。

 

 

 

 

理央さん

「…子供たちへ、、

 私だけが話したらいいのか

 省吾さんも話すべきなのか

 

 今は何も話さないべきか、、

 どれがいいかも間違いかも

 ないとは思いますけど、、

 

 わからなくて、、

 

 でも私は、もし伝えるなら

 私一人じゃなくて、

 省吾さんも一緒にいるべきかなって、

 思ったりもして・・」

 

 

 

 

 

すると、お義母さんが

口を開いた。

 

 

 

 

 

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