登場人物
●小林成美:5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。夫のモラハラに一人悩み、苦しんでいたが、ジェシカさんのホームパーティーで、皆が知ることになる。
●成美さんの両親:娘である成美さんと孫のハルキくんを愛し、なんとか幸せになってもらいたいと願っている。
● 小林瑛太:成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。モラハラ男でマザコン、不倫男だった。
●瑛太の母:瑛太の言うことと、自分の考えが絶対の義母。江戸っ子気質の実兄がいる。名前は千代と言う。
●瑛太の父:もう何年も前から、家族とはあまり話をせず、家では自室に引きこもり状態。本当は妻と別れたいとも思っていた。
一年ぶりに会った瑛太は、
腹が立つほど明るい。
別にやつれたりとかしてるのを
想像していたわけでもないし
悪びれた雰囲気で
くるはずもなかったのだが
それにしても、複雑な気分だ。
瑛太
「ハルキー、なんか見た目も
お兄ちゃんになってきたなぁ。
小学校どうだ?」
ハルキくん
「うん、楽しい。」
瑛太
「そっか、今ハルキは
なんの教科が好きなんだ?」
ハルキくん
「算数と理科だよ。」
瑛太
「おー、じゃあ俺に似て
理系になるな。」
瑛太はずっと嬉しそうで、
最初はクールだったハルキくんも
次第に瑛太に慣れてきた。
成美さんはここに来る前に
ハルキくんがいる前では
余計なことは言わないように
釘を刺してきた。
何か言いたいことがあれば、
LINEしてきてもいいからと。
しかし瑛太からは、何もない。
きっと新しい彼女でも
出来たのだろうと思うけれど
これからも養育費さえ払ってくれたら
もうそれでいい。
成美さんはそう思っていた。
それから瑛太とハルキくんは
たわいのない話を数分間していたが
瑛太
「なぁハルキ、これからパパと
ちょっと買い物に行かないか?
なんか1つだけなら
好きなもの買っていいぞ。」
ハルキくん
「えっ、ホント?」
ハルキくんの今日一番の笑顔は、
瑛太のこのセリフだった。
瑛太
「今、何が流行ってるんだ?
ゲーム?おもちゃ?
とにかくこれ飲んだら行こうか。」
ハルキくん
「うん!じゃあちょっと先に
トイレ行ってくる!!」
ハルキくんは、
飲んでいたジュースを一気に飲んで
トイレに走って行った。
成美さん
「……」
話すことないな。
成美さんが黙っていると突然
瑛太
「成美。綺麗になったな。」
は?_:(´ཀ`」 ∠)
成美さん
「…突然なんなの。」
瑛太
「いや、そう思ったから
伝えただけだよ。」
成美さん
「そう。………。」
話すことないな。
瑛太
「俺別に、今付き合っている人
いないから。」
成美さん
「…そう。」
話す気ないな。
瑛太
「成美はもう、
インスタやってないんだな。」
成美さん
「…調べたの?」
瑛太
「調べたっていうか
気になるだろう。
もしハルキのことが載ってたら
いいなって思ったし。」
瑛太ならきっと
調べると思っていた。
それがわかっていて
子供のことなど、載せるわけがない。
成美さん
「しばらくSNSから離れたの。
アカウントも消した。」
瑛太
「…そうなのか。また始めたら
教えてくれよ。」
成美さん
「……」
言いたいことは、山ほどあった。
けれどそんなことしても
意味などない。
瑛太
「成美、俺さ、」
成美さん
「ハルキが戻ってくる。」
瑛太が何か言いかけたが
成美さんはそれ以上、
何も聞きたくなかった。
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特大のイカ!本当は3杯届きました
丸ごとなので、迫力があります。
お酒がまぁまぁ好きな私は、おつまみ用にと
わたくし人生で初めて、イカを自分で捌きましたが
捌き方はこちらのサイト専用のYouTubeで
見れるようになっています。
それを見ながらせっせと捌いて食べたら
まぁなんと新鮮で歯応えがあって美味しいこと!
お刺身で食べたり、焼いたり炒めたりして
丸ごと調理できました!



