登場人物

●小林成美:5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。夫のモラハラに一人悩み、苦しんでいたが、ジェシカさんのホームパーティーで、皆が知ることになる。

●成美さんの両親:娘である成美さんと孫のハルキくんを愛し、なんとか幸せになってもらいたいと願っている。

 

● 小林瑛太:成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。モラハラ男でマザコン、不倫男だった。

●瑛太の母:瑛太の言うことと、自分の考えが絶対の義母。江戸っ子気質の実兄がいる。名前は千代と言う。

●瑛太の父:もう何年も前から、家族とはあまり話をせず、家では自室に引きこもり状態。本当は妻と別れたいとも思っていた。

 

●太田花子:ジェシカと瑛太と同じ会社で働く、派遣社員の女性。瑛太との不倫を、ホームパーティーで暴露されたが、それでも瑛太への気持ちが断ち切れない。

 

● 北川:瑛太のもう一人の不倫相手。20代後半。瑛太の会社のCEOの息子の彼女だというが・・

 

 

 

瑛太に離婚届を書いてから

1年が経過した。

 

 

その間に成美さんは

自身が通院していた心療内科で

ハルキくんのことを

相談したりしていたが

 

専門家に見てもらうことは

まだなかった。

 

けれどもちろん日々の子育ての中で

気がかりが減ったわけではなくて

 

それからハルキくんは、

小学1年生になって

その日は担任の先生との

面談の日だった。

 

 

 

担任は女性で

40代のベテラン先生だ。

 

 

 

ベテラン先生

「ハルキくんは何でも

 物怖じもしないし

 なんでも積極的に取り組むことが

 出来ていますね。

 

 勉強も集中力がありますし

 読み書きのスピードも速いです。」

 

 

 

それからも先生は

ハルキくんのいいところを

次々に伝えてくれる。

 

 

 

成美さん

「ありがとうございます。

 確かに本人も今のところ勉強は

 好きみたいです。」

 

 

 

ベテラン先生

「はい、多分計算の速さも

 クラスで1番だと思いますよ。」

 

 

 

成美さん

「そうですか。」

 

 

 

初めての面談で

息子のことを褒めてもらえて

成美さんは、ホッとする。

 

けれどこの日成美さんは

先生に、相談してみたいと

思うことがあった。

 

 

 

 

ベテラン先生

「それでは次に、お母さんの方から

 ご質問はありますか?」

 

 

 

成美さん

「はい、、あの、、

 

 先生にぜひ、お伺いしたいなって

 思うことがありました。」

 

 

 

ベテラン先生

「はい、なんでしょう。」

 

 

 

成美さん

「あの、

 家だとわからないことなんですが

 息子の友達との関係性について

 …どうなんでしょうか。」

 

 

 

先生は、すぐには

いいも悪いも答えず

まずは成美さんに、質問を返す。

 

 

 

ベテラン先生

「友達との関係性、ですか?

 それはお母さんの方で、

 何か気がかりなことが?」

 

 

 

 

成美さん

「・・そうですね、、

 

 私から見た息子の様子ですが、

 時々息子の発言から

 。。お友達を

 怒らせたり困らせるようなことが

 あるんじゃないかなって心配してます。」

 

 

 

 

ベテラン先生

「それは、

 どうしてそう思われるんですか?」

 

 

 

成美さん

「そうですね、、それは息子が

 なんだか年齢の割に 

 ちょっと理論的な話し方をしてる気がして

 

 それが聞く相手によっては

 嫌味に聞こえたり、心ない言葉にも

 感じてしまうのではないかと・・

 

 自宅で私たちに言う分には

 一旦受け止めたり、

 言い聞かせることも出来ますから

 その後本人は謝るんですが

 

 もしお友達にもそうなら、

 その子が傷ついてしまったりもしますし

 

 何より気がかりなのは、、、

 そこを先生に、

 ご相談させていただきたかったのが

 

 お友達が傷ついてるとか、

 そういう気持ちにさせてしまったことを

 自分で気づいて、本人がちゃんと

 謝れてるのかなっていうことで・・」

 

 

 

成美さんは気になっていたことを

先生に、一気に話した。

 

 

成美さんが今言ったことは、

瑛太に、そっくりな部分なのだ。

 

だからこそ自分が過剰に

反応しているだけなのか、

これは性格なのか、

いわゆる診断名がつくような特徴なのか

わからないけれど

 

この数ヶ月成美さんは

様々な本を読んだり

インターネットを検索しては

もしかしたら、と思うこともある。

 

 

 

ベテラン先生

「なるほど・・」

 

 

 

先生は成美さんの目を

じぃっと見つめながら

話を遮ることなく、真剣に聞いてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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