登場人物
●小林成美:5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。夫のモラハラに一人悩み、苦しんでいたが、ジェシカさんのホームパーティーで、皆が知ることになる。
●成美さんの両親:娘である成美さんと孫のハルキくんを愛し、なんとか幸せになってもらいたいと願っている。
● 小林瑛太:成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。モラハラ男でマザコン、不倫男だった。
●瑛太の母:瑛太の言うことと、自分の考えが絶対の義母。江戸っ子気質の実兄がいる。名前は千代と言う。
●瑛太の父:もう何年も前から、家族とはあまり話をせず、家では自室に引きこもり状態。本当は妻と別れたいとも思っていた。
●太田花子:ジェシカと瑛太と同じ会社で働く、派遣社員の女性。瑛太との不倫を、ホームパーティーで暴露されたが、それでも瑛太への気持ちが断ち切れない。
● 北川:瑛太のもう一人の不倫相手。20代後半。瑛太の会社のCEOの息子の彼女だというが・・
その日成美さんは
緊張はしていなかった。
夕飯前に父親には
(もしもハルキが今日の話で
混乱してしまったり、
泣き叫んだり、落ち込んでも
家族全員でサポートしよう)
と言われて、
確かにそうだ。
打ち明けると決めたのは
自分自身なんだから。
と、腹を括っていた。
夕飯が終わり、ハルキくんが
ハルキくん
「ごちそうさまー!」
すぐにリビングのソファーに向かう。
成美さん
「ねぇハルキ。
テレビ見る前にちょっと
ママとお話ししない?」
そんなハルキくんのそばに
成美さんは近づく。
ハルキくん
「ん?お話し?いーよー!」
成美さんは
無邪気に笑うハルキくんを
引き寄せて、膝の上に乗せる。
成美さん
「ねぇハルキ。あのね、
大事なお話しなんだけどさ。」
ハルキくん
「うん!なぁに?」
成美さん
「…ハルキとパパってさ
今別々に暮らしてるけど、、
寂しい?」
ハルキくん
「えっ。
寂しくない。」
キョトンとした顔で言う。
あれ。
そうなん?
成美さん
「寂しくないの?」
ハルキくん
「うん!会いたいけど
寂しくはない。
だってママいるじゃん。
じーじとばーばもいるじゃん。」
なるほど。
じゃあ「寂しい」という表現は
ちょっと違うのか。
成美さん
「・・・そっか。そうだよね。
みんないるもんね。
でもさこれからね、
パパとはもう
一緒に住まないことにしたの。」
ハルキくん
「へー、そうなの?!
なんで??」
一緒に住まない。
ダイレクトに伝えてみた。
そしたら、これまた無邪気に
質問返しされた。
成美さん
「うーん。それは・・」
すると、
ハルキくん
「ま、いーよいーよ。
今、楽しいじゃん!
パパってママのこと
叱ってばっかりだもんね!」
成美さん
「え?・・・」
え?
この発言には、成美さんも
後ろで見守っていた
成美さんの両親も驚いた。
成美さん
「でもハルキは、、
パパと遊びに行きたいんでしょ?」
ハルキくん
「うん!きょうりゅう展に
行きたーい!」
すごくポップに、
元気に明るく話すハルキくん。
あれ。
駄々捏ねたり、
泣き出したりする展開は
ないですか?
成美さんはもう何日も前から
今日のことを頭の中で
何度もシュミレーションしてしまって
こうきたらこう返すとか、考えていたのに
思っていたのと全く違う展開に
かなり驚いた。
それより瑛太よ。
(パパってママのこと
叱ってばっかりだったもんね。)
ハルキくん、あなたのこと
ちゃんと見てたんだね。
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Pick Item
現在寝室には、このBluetoothスピーカーが
置いてあるのですが、
(って、携帯で撮影すると色合いが全然わからない)
私は主に、充電器&目覚ましアラーム
として使っていて(鳥のさえずりにしています)
便利なのは、寝る前に携帯を使ったとして、
この上に置くだけで充電もしてくれます
また、寝る前に
YouTubeで読み聞かせチャンネルを再生して
このスピーカーで聴きながらチビぱんだと目を閉じて
お話する時間も好きです
携帯のアプリと繋いで、色合いも選べるので
お部屋を暗くしてその日の気分で選ぶのも楽しいです。



