登場人物

● 芽衣:今回の物語のキーとなる人と私を、出会わせた私(パンダ)の高校時代からの友人。現在ジェシカと2人で、瑛太に探りを入れている。

 

●小林成美:ホームパーティーで私に話しかけてきたキラキラ女子。5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。しかし、その後私に相談のメールがきて、夫のモラハラを打ち明ける。

 

● 小林瑛太:成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。モラハラ男でマザコン、不倫男だった。

 

●太田花子:ジェシカと瑛太と同じ会社で働く、派遣社員の女性。瑛太との不倫を、本当はペラペラ人に話したい。

 

● 萌: 成美さんの友達。成美さんが不倫をしていると、私に伝えてきたが、その真相はまだわからない。

 

● ジェシカ:瑛太と同じ会社で働いていて、瑛太の上司にあたる。今後しばらくの間、芽衣の仕事のパートナーになる予定。結婚していて、日本人のご主人と仲良く二人暮らし。

 

 

 

成美さんが、SNSや携帯は

全て瑛太のチェックがあり

特にインスタの内容は

瑛太が書かせていたものだと暴露し

 

萌は瑛太の方を見て

薄ら笑いながら言う。

 

 

 

「書かせてたのが

 旦那だってわかって

  ウケる!

 

 

 

 

まぁ確かに、

ウケるといえばウケる。

 

 

 

 

太田花子

「………でも瑛太さんは

 インスタを書くために

 奥さんに色々指示されて

 大変だって、、

 

 言ってましたよね…」

 

 

 

 

「だからそれが嘘なんだって

 どうしてわからないんですか?

 

 成美の性格上

 自分の行動を世間に知らせるなんて

 全然好きじゃないだろうし

 興味ないはずだから。」

 

 

 

 

萌は成美さんのことを、

瑛太より

よくわかっているようだ。

 

 

 

 

瑛太

「…あの、

 よく考えてみてください。

 もし本当に僕が

 不倫なんかしていたら

 

 家族のことを奥さんが

 SNSにあけすけに書いてるなんて

 嫌じゃないですか?

 

 つまり」

 

 

 

 

「いや、つまりじゃなくて。

 

 

 …なんか微妙にまた

 話がズレてる気が。

 

 まずは瑛太さんは

 奥さんの携帯を見たり

 SNSの内容について

 指示出したりしてたんですか?

 

 それを答えるのが

 先じゃないですか?」

 

 

 

 

瑛太

「指示出しじゃなくて

 確認ですよ。

 

 夫婦のことを書いてるんで

 なんて書いてあるか僕にも

 知る権利があるじゃないですか。」

 

 

 

 

「…LINEのやり取りまで?

 

 

 さっき瑛太さん、

 

 成美さんが太田さんのことを 

 知ってるっておっしゃった時

 

(俺の携帯見たのか?)

 

 

 とか言って、

 成美さんの顔を睨みつけたの

 覚えてます?

 

 自分は見てもいいんですか?」

 

 

 

 

瑛太

「あーー、ホントにもう

 夫婦のことに

 口出さないでもらえます?」

 

 

 

 

…何言ってもこんな感じで

全然会話のラリーが出来ない。

 

 

あたなは

自分の言いたいことを言ったら

瞬時に耳が閉じるシステムなの?

 

 

聞こえないの?

 

 

 

成美さん

「LINEのやり取りは

 

 …夫はその日の夜に

 無言で私に手を出してきて

 全部読み始めます。

 

 でも身近な人には

 夫がLINEを読んでいることを

 話してあったので

 

 大事な話はみんな

 入れてこないように

 してくれてたんですが…

 

 

 それを見て夫は

 

(成美は本当に、友達が少ないな。

 俺がいなかったら

 一人でやっていけないだろうな。)

 

 って、よく言ってましたね。」

 

 

 

 

あぁ、モラハラ男って

なんで皆こうやって、

 

自分が付き合う女性の交友関係を

遮断するのだろう。

 

 

妻を専業主婦にして

世間に出さないようにしているのも

こうして携帯を見るのも

共通しているのは

 

 

 

(自分以外の考え方に

 触れさせないため)

 

 

 

なのだと思う。

 

 

 

 

 

芽衣

「…一人でやっていけないのは

 本当は、

 瑛太さんの方なんでしょうね。

 

 さっきの受け答え聞いてると

 あまりにも幼稚で・・。

 

 

 

 

 

 太田さん、

 

 

 これでも彼のことが

 お好きですか?」

 

 

 

 

芽衣が

太田花子の目を見つめて

真剣に聞いた。

 

 

 

 

 

 

すると

 

 

 

 

太田花子

「……

 

 

 瑛太さんは、

 

 

 どうですか。」

 

 

 

 

へ。

 

 

 

太田花子

「私のこと、

 好きですか?」

 

 

 

 

 

今ここでその質問

 

なんでやねん!!

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

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