登場人物
● 芽衣:今回の物語のキーとなる人と私を、出会わせた私(パンダ)の高校時代からの友人。現在ジェシカと2人で、瑛太に探りを入れている。
●小林成美:ホームパーティーで私に話しかけてきたキラキラ女子。5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。しかし、その後私に相談のメールがきて、夫のモラハラを打ち明ける。
● 小林瑛太:成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。モラハラ男でマザコン、不倫男だった。
●太田花子:ジェシカと瑛太と同じ会社で働く、派遣社員の女性。瑛太との不倫を、本当はペラペラ人に話したい。
● 萌: 成美さんの友達。成美さんが不倫をしていると、私に伝えてきたが、その真相はまだわからない。
● ジェシカ:瑛太と同じ会社で働いていて、瑛太の上司にあたる。今後しばらくの間、芽衣の仕事のパートナーになる予定。結婚していて、日本人のご主人と仲良く二人暮らし。
成美さんは私と
次にお義母さんが
成美さんの自宅に来たときの
予行練習をしたりした。
成美さん
「なんとか今日パンダさんに
アドバイスいただいたことの
1つでも伝えられるように
頑張りますね。
次はこの週末あたりに
きっと来ると思うので…」
私
「その時、瑛太さんは、、」
成美さん
「今回は、平日に来るので
いない日だと思います。
結構お義母さんも
自分の趣味とかあって
いつも土日に来るわけでは
ないんですよ。」
そんな会話も挟みながら
私は思いつく限りの言葉を
成美さんに伝え
成美さんはそれを
何度も繰り返す。
私
「そうですね、あ、、
そういえば成美さん
あれからバックの中身
別の日にも確認しました?
日記には書いてなかったので
最近、
どうかなと思って…」
すると成美さんは
フーと、長い息を吐く。
成美さん
「そこは、、
本当は、、毎日見ないと
いけないんでしょうけど
…実はやっぱり、
前に見たときのショックが
思ったより大きくて
…見れてないんですよ…
でも、ダメですね。
ちゃんと証拠を
残し続けていかないと…」
私
「いやそれは、
無理しなくても
いいですから。」
成美さん
「でも、、芽衣さんが
太田さんと繋がってるなら
今後いつ会ったか
わかる日もあると思うんで
…見ておかないとですね。」
私たちは黙って、
頷き合った。
ひとまずこの日はなんとか
芽衣から聞いた
太田花子のことを伝え
次回お義母さんが来た時に
どうするのかを考えたりして
実際には
何かが進んだわけじゃないけど
それでも今後何かが
進んでいくような
話し合いができたと思う。
そして
今後もし、30分以内に
パソコンメールを見て
すぐに消せる
というタイミングがあれば
LINEの文章の最後に
成美さんはリンゴを、
私はパンダの絵文字を入れて
タイムリーな話も
伝えてゆけるようにと
そんなことも決めた。
◆
●月✖️日 その日日記
【昨日の夜夫が
「最近パンダさんに
急によく会うけど
なんかあったのか?」
と聞いてきた。
「パンダさんや
パンダさんのお友達が
お料理に興味があるみたいで
いつもすっごく
熱心に聞いてくれるよ」
と伝えたら
「そこに芽衣さんは
参加しないのか?」
と言うので
「だって芽衣さんは平日
あなたと一緒に仕事でしょ。
芽衣さんの話題には
1度もなったことないけど
料理とか確かそんなに
興味ないんじゃないの。」
と言ったら
「そりゃあそうだ。」
と笑う。
これも何かの
確認だろうか。
朝、夫の鞄を調べたら
コン○ームの数は
減ってなかった。
でももしかしたら
夜の間に追加したりすることも
出来るんだよね、、】
◆
それから数日後。
芽衣が太田花子に誘われる形で
食事に行くことになった。
本当はその場所を、
芽衣の行きつけとかにして
私と成美さんがバッタリ
居合わせたりすることも
考えたのだが
成美さんが夜に
出てこれるはずもなく
でもなんとかその日に
何かしらの進展が欲しいので
私と芽衣は、考えに考えた。
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