登場人物
● 芽衣:今回の物語のキーとなる人と私を、出会わせた私(パンダ)の高校時代からの友人。現在ジェシカと2人で、瑛太に探りを入れている。
●小林成美:ホームパーティーで私に話しかけてきたキラキラ女子。5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。しかし、その後私に相談のメールがきて…
● 小林瑛太:成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。どうやらモラハラ気味なようだが…
●太田花子:ジェシカと瑛太と同じ会社で働く、派遣社員の女性。
● 萌: 成美さんの友達。成美さんが不倫をしていると、私に伝えてきたが、その真相はまだわからない。
● ジェシカ:瑛太と同じ会社で働いていて、瑛太の上司にあたる。今後しばらくの間、芽衣の仕事のパートナーになる予定。結婚していて、日本人のご主人と仲良く二人暮らし。現在瑛太にカマかけ中だが、もちろん夫が不倫をしているなんていう話は嘘です。
成美さんに送ったLINEには
すぐに返信がきた。
もどかしいことに、
私がすぐに昼間の日程を
調整して会えるわけではないが
一歩ずつ進んでゆくしかないので
ひとまず翌週に
会う日を決めた。
◆
その日。
つまり
瑛太と太田花子とジェシカと
4人で飲んだ次の日の午後。
芽衣に太田花子から
LINEがきた。
太田花子LINE
「芽衣さん、昨日は本当に
ありがとうございました。
お仕事の方でもこれから
お世話になると思いますが
やっぱり時々は・・
彼のことで
ご相談させていただいても
いいですか…」
こんなことは、
願ったり叶ったりだ。
芽衣LINE
「もちろん、
私に出来ることなら。
…でも、、早速
何かあったんですか?_
太田花子LINE
「芽衣さんって、
するどーい。」
いや、お前が
お口ペラリンキュー子なだけよ。
太田花子LINE
「昨日の夜、
彼に連絡したんですけど
それから今まで、
返信がないんですよ。」
芽衣LINE
「今までって、、
何日くらいですか?」
太田花子LINE
「半日くらいです。」
……。
芽衣LINE
「…いつもはもっと早く
連絡くるんですか?」
太田花子LINE
「いえ、夜は奥さんの手前
返信ないことの方が
多いんですけど
朝は大体返信くれます。」
芽衣LINE
「ちなみに、なんて書いて
送ったんですか?」
太田花子LINE
「私のことって
浮気ですか?
奥さんのことが、
浮気ですか?」
WHY。
芽衣LINE
「どうして唐突にそんな・・
その前のやり取りは
どうなってるんですか?」
太田花子LINE
「その前のやりとりっていうか、、
そこはなんか、、
その前にちょっと
彼と話していたことがあって
気になったんで…」
あぁ、
もうこの女が相手であることには
本当に間違いない。
昨日瑛太が
浮気願望など
全くないと言っていたことが
実際太田花子には
とっても堪えていたのだ。
それにしても、そんなことを
瑛太に聞くなんて、、
太田花子LINE
「こんな質問
私のことが好きなら
すぐに答えられますよね。」
はい。そうです。
だから、好きじゃないから
すぐに答えてないんでしょ。
太田花子は、芽衣の返事を待たず
どんどんLINEを入れてくる。
太田花子LINE
「直接会って聞いてる時は
そういうのはわざわざ
口に出すことじゃないし
俺はそういうタイプじゃないけど
好きじゃなかったら
会ってないだろう。
って言うんです。」
はい、世の中の
大多数の不倫男子が
同じこと言います。
なので、
芽衣は直球で、聞いてみる。
芽衣LINE
「まぁ、その答え方は
正直人それぞれだと思いますけど
…やっぱり太田さんのお相手って
同じ会社の人とか??」
すると、さっきまで秒で
返信が来ていたのに
一旦返信が来なくなった。
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