登場人物
● 芽衣 ：今回の物語のキーとなる人と私を、出会わせた私（パンダ）の高校時代からの友人。
●小林成美：ホームパーティーで私に話しかけてきたキラキラ女子。５歳の息子さん（ハルキくん）がいる。しかし、その後私に相談のメールがきて…
● 小林瑛太：成美さんの夫で、ジェシカのビジネスパートナー。どうやらモラハラ気味なようだが…
● 萌さん : 成美さんの友達。成美さんが不倫をしていると、私に伝えてきたが、その真相はまだわからない。
● ジェシカ：ホームパーティーの主催者で、芽衣の仕事のパートナーになる予定。
萌は以前のホームパーティーで私に
成美さんの不倫を打ち明け
それを瑛太さんに
伝えて欲しいと言った。
しかしそのことを私が
直接成美さんに聞いてみると告げたら
あからさまに、焦った顔をする。
萌
「彼女はパンダさんたちの前では
いい顔したいと思うんで…」
仲がいいはずの女友達を
こんな表現するかしら。
本当に彼女は、
何を考えているのかわからない。
私
「私にいい顔する必要なんか
全然ないんですけどね。」
芽衣
「ところで萌さん、
ホームパーティでは
周りにいろんな人がいたので
あんまり込み入った話が
出来なかったんですけど、
萌さんが
パンダに話したかったのって
成美さんの不倫問題ですよね。」
切り込んでいったのは
芽衣だった。
萌
「あぁ、はい、そうですね。」
芽衣
「それちょっと
不思議だったんですけどね
…例えば私、
パンダが不倫していたとして
…やっぱりご主人には
伝えないと思うんですよね。
友達にいくら
やめて欲しいなって思っても
家庭を壊したいとは
思わないですからね。」
萌
「あぁ・・まぁ・・」
芽衣
「それなのに萌さんが
わざわざ瑛太さんに
伝えたいとまで思うのって
…成美さんのことが
実は苦手とか？？」
（ニコニコニコニコ😇）
芽衣が、笑顔で尋ねる。
萌
「えっ。」
私
「あ、それは私も
ちょっと思ってました。」
萌
「そ、そんな風に、
見えちゃうんですかね
やっぱり…」
芽衣
「…というと、、
萌さんにはやはり
思うところがある
ということでしょうか。」
萌
「………」
すぐさま（違う）と言わないのが
もはや答えじゃないの？
私
「…パーティーが終わった後も
何か話したそうにしてたのって
もしかしたら、
成美さんのことですか？
すると
萌
「だって成美、
なんか
感じ悪くないですか？」
え。
何その、小学生な返事。
私
「…なんか、、というと？？」
すると萌は
口を尖らせるような表情で
萌
「もう、2人にだから
思い切って話しますけど
成美って結婚してから
ちょっと、
付き合いづらいっていうか。」
私
「付き合いづらい？？
というのは
なんかきっかけが
あるんですか？」
萌
「いや別に、きっかけっていうか
SNS見てたら
わかるじゃないですか。」
芽衣、私
「………」
……
何が？
萌の言いたいことが
さっぱりわからない。
私
「あの、例えば
どういうところですか？」
萌
「例えばって
ほら、いちいち
作った夕飯とか部屋とか
旅行のこととかを
SNSに上げる必要
ありますか？」
私
「‥…え。」
まさか、
理由それだけ？
私
「…あの写真を見て
…私は何も思いませんけど
…萌さんは全部
チェックしてるんですか？」
萌
「…別に、チェックしたくて
してるわけじゃないですけど
専業主婦って
暇だなーって
思うんですよね。」
私
「…ん？？」
萌
「あんなに夕飯作って
いちいち写真に撮ったりして
その撮影時間だけでも
すんごい時間かかるじゃないですか。
最近だと焼肉屋の写真が
上がってましたけど
あそこのお店の単価知ってます？
1人２万以上するんですよ。
主婦がそういうの上げて
どうするのかなって
思いませんか？」
え。
もしかして、
萌が言いたいのって
ただの嫉妬です？？
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