登場人物

● 相談者:萌さん。成美の友人で新婚さん。

● 芽衣 :今回の物語のキーとなる人と私を、出会わせた

     私(パンダ)の高校時代からの友人。

● ジェシカ:ホームパーティーの主催者で、芽衣の仕事のパート
      ナーになる予定。

●小林成美:ホームパーティーで私に話しかけてきたキラキラ

      女子。5歳の息子さん(ハルキくん)がいる。

● 小林瑛太:成美の夫で、ジェシカのビジネスパートナー
● 星野さん : 成美のママ友達

 

 

 

このホームパーティーで

まず私の勝手な第一印象で

 

 

成美という女性は

専業主婦のキラキラガールで

ちょっと世間知らず。

 

 

という感じだったが

 

 

そのあとの萌さんからの刷り込みから

SNSで目立ちたい

不倫女という存在に変わった。

 

 

 

しかし芽衣の話と

成美と瑛太さんの会話の後に

 

成美と二人で話してみると

成美の印象も

瑛太への印象もどんどん変わり

 

 

そして今こうして

皆で集まった中での会話で

さらに頭の中が、

意味不明状態になった。

 

 

 

 

「萌さーん。

 

 あっちにあるデザート

 取りにいきましょうよ!」

 

 

 

 

もう直接、確かめるしかない。

 

 

 

 

 

けど

 

 

 

 

 

 

萌さん

「えっ、あ、あぁでも今私

 

もうお腹

いっぱいで!」

 

 

 

 

 

 

 

えっ。

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

今、断りました?

 

 

 

 

ねぇ、チミ。

 

 

 

そんなの、

怪しすぎない?

 

 

 

ただの偶然??

 

 

だってあなたさっきそこにあった

英国式お洒落マカロンを

バクバク食べてたやん。

 

 

ジェシカさんの作ったパイも

まだまだいける感じだったやん。

 

 

 

断られるとか、

思いもよらなかった私は

 

スライディングで

ずっこけそうだったけれど

 

 

 

 

芽衣

「あ、じゃあ萌さん

 

 今私、こっちの料理

 取り分けはじめちゃったんですけど

 

 このスペースが空いたら

 デザート私たちのも欲しいし

 パンダ一人じゃ

 持ちきれないと思うので

 お願いできますかー!」

 

 

 

 

 

友よ、なんでこんなに

機転が利くのだ。

 

 

みんなの分だと言われたら

萌さんは

さすがに断れる流れにもなれず

 

 

 

 

萌さん

「あぁ、はい!わかりました。

 皆さん

 どういうのが良いですか?」

 

 

 

そんな感じで

私の後をついてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、萌さん。」

 

 

 

萌さん

「あ、はい。」

 

 

 

私たちはお互いに、

デザートを取り分けながら

目線は下にして会話をしている。

 

 

 

 

「成美さんのご主人って

 いつもああいう感じですか?」

 

 

 

 

萌さん

「ああいう感じ?

 というと・・・

 

 私は瑛太さんとはこれまで

 そんなに話したことないんで

 どういう感じかって

 わからないんですけど…」

 

 

 

 

「いや、だってなんか

 成美さんのこと

 管理、とかって言ってましたけど

 

 ちょっと私としては

 不思議な表現だったというか…」

 

 

 

 

萌さん

「あぁ、まぁ確かに、、

 

 でもそれだけ成美のことを

 気にしてるって

 ことかもしれないですし…」

 

 

 

 

「…でもそれなら、

 尚更不思議なんですけど、

 

 萌さんから聞いたような軽い感じで、

 成美さんが本当に

 外で男性と遊べますかね…」

 

 

 

 

萌さん

「……」

 

 

 

 

 

 

……。

 

 

 

ねぇ。あんたなんか嘘ついてる?

 

 

 

 

とかハッキリ言えるほどの

距離感とか鋼の心臓は

持ってないのだけど

 

 

 

 

 

「萌さん、ご提案があります。」

 

 

 

 

萌さん

「??」

 

 

 

 

「私側にいますんで、

 

 萌さんから瑛太さんに

 成美さんの不倫のこと

 

 話してみたらどうでしょう。」

 

 

 

 

こういう

ノープランな提案だけは

 

空気読めない感じで

発射するの、平気な私。

 

 

 

 

 

萌さん

「えっ。私がですか?!」

 

 

 

 

「いやだって、

 良く考えてみたら

 

 って良く考えなくても、私

 瑛太さんと、初対面ですよ。

 

 いきなり私が伝えたら

 なんであなたが知ってるんですか?

 

 ってなるじゃないですか。

 

 

 成美さんから不倫の話題を

 直接聞いてるのは萌さんなので

 やっぱり私が話すって

 

 どうやっても

 不自然だと思うんですよね。」

 

 

 

 

萌さん

「いや、そうですけどでも!

 

 私が伝えたら、

 

成美との

関係性とか、

 

 瑛太さんからしても

 なんでもっと早く

 言ってくれないんだって・・・

 なりませんか?」

 

 

 

 

 

え?成美との関係性?

 

 

 

 

 

さっきからずっと私には

 

その関係

ぶっ壊そうとしてるとしか

思えないんですけど?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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