登場人物

● 相談者:萌さん。成美の友人で新婚さん。

● 芽衣 :今回の物語のキーとなる人と私を、出会わせた

     私(パンダ)の高校時代からの友人。

● ジェシカ:ホームパーティーの主催者で、芽衣の仕事

        のパートナーになる予定。

●小林成美:ホームパーティーで私に話しかけてきたキラキラ

      女子。5歳の息子さんがいる。

● 小林瑛太:成美の夫で、ジェシカのビジネスパートナー
● 星野さん : 成美のママ友達

 

 

 

成美と星野さんの会話に

萌さんはずっと、

モヤモヤしてしまう。

 

 

 

萌さん

「私さ、その辺よく

 わからないんだけど

 

 その、、好きな人に

 会ってる時とかに

 

 子供のことって

 思い出さないもんなの?」

 

 

 

 

成美

「それはさ、

 彼に会ってる時は、 

 子供の話する時もあるから

 思い出さないわけじゃないよ。

 

 子供は可愛いわけだし

 それはそれっていうか。」

 

 

 

 

その答えを聞いて、

萌さんは一瞬黙ったが

 

成美も星野さんも

そんなことは、

気にかけていない様子だった。

 

 

 

 

萌さん

「…ってことは、相手の方も

 成美に子供がいるって

 知ってるんだ…」

 

 

 

 

 

成美

「知ってるっていうか

 相手にもお子さんいるしね。」

 

 

 

 

萌さん

「…えっ・・」

 

 

 

 

 

成美

「そんなに驚かないでよー。

 

 だってお互い

 自分の家庭を壊す気ない関係って

 

 相手にとっても

 独身の女の子みたいに

 面倒にならなくていいでしょ。」

 

 

 

萌さん

「……そう、なんだ。」

 

 

 

成美

「まぁ、萌は今、

 新婚さんだからねー。

 

 旦那以外の

 男の人と付き合うなんて

 考えられない時だよねー。

 

 いいなぁ。」

 

 

 

星野さん

「ちょっと待ってよ、

 私も一番好きなのは

 旦那さんだからね(笑)

 

 私がしてる恋は、アイドルを見て

 かわいーっていうレベルと

 似たような感じなんだから(笑)」

 

 

 

 

成美

「えっ、そうなの?(笑)

 

 だってデートしてるじゃん!」

 

 

 

 

 

萌さん

「……あのさ

 

 

 結婚して子供が生まれたら

 …みんな、そうなるもんなの?」

 

 

 

 

成美

「いや、だから、

 みんなとは言わないけど

 

 萌みたいなタイプは

 浮気とか不倫したら

 のめり込んで本気になっちゃうから

 ダメなのかもねー。

 

 萌があと3年とか5年して

 今の旦那くんのことが

 今と変わらず好きでいられたら

 問題ないんだろうけど

 

 夫婦って、色々あるわけよ!」

 

 

 

 

 

萌さん

「…そうだね。。。」

 

 

 

星野さん

「それで、、

 

 今の彼とは結局、どうなの?

 かなりラブラブ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萌さん

「そんな話を、

 

 …したんですよね。」

 

 

 

私たちの前で萌さんはまた、

グラスに入っていたワインを

一気に飲み干した。

 

 

 

 

芽衣

「そうなんだって、パンダ。」

 

 

 

 

「……あぁ、うん。」

 

 

 

 

萌さん

「その後成美は、その彼がいかに

 自分に優しいかとか

 LINEでこんな風に言ってたとか

 そういう話ばっかり

 してたんですけどね、、

 

 ……正直もう聞いてて

 嫌になっちゃって…」

 

 

 

 

「…それなら…

 

 

 そんな嫌な思いして

 この先付き合うことは

 ないんじゃないかなって

 思うんですけど…

 

 

 …そう簡単には

 いかないって感じですか?」

 

 

 

 

 

私の質問に、

萌さんはまた、口を開いた。

 

 

 

 

 

 

夜に続く。ってもう結構夜。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

シーズン1〜14までと

私がブログを書く理由はこちら

  ダウンダウン

コレまでのシリーズまとめ。