このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

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隣の芝生②のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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武田さん

「なんでしょうか…」

 

マンションのインターフォン越しに

力ない声で答える。

 

 

予想はしていたが、

本当に来てしまうと

何を話したらいいかわからなくなる。

 

 

小田さん

「お願いだから

 2人で話そう。ちゃんと。」

 

 

 

ちゃんと話さなければいけないのは

もっと前のタイミングだったはず。

 

 

けれど今

そんなことを言っても仕方がない。

 

 

武田さんは、

小田さんを部屋に入れた。

 

 

 

それから小田さんは

玄関に足を踏み入れるなり

突然頭を下げた。

 

 

小田さん

「すまなかった・・

 

 嘘をついて・・

 

 本当に、すいませんでした!」

 

 

この謝罪の意図がわからず

武田さんはまだ

何も言えなかった。

 

 

武田さん

「ひとまず…中に入って。」

 

 

小田さんは部屋に入ると

ソファーには座らず

その向かい側の地べたに

正座をした。

 

 

なんだかそれが武田さんには

パフォーマンスのようにも見えて

心は動かなかった。

 

 

 

小田さん

「何から話したらいいかな…」

 

 

武田さん

「それは自分で考えて。

 自分で勝手に来たんだから。」

 

 

小田さん

「そうだよな…

 

 まず、もう知ってるとは思うけど

 俺は1度も離婚してない。」

 

 

武田さん

「そうみたいだね。

 

 そもそもそれならどうして

 私に近づいたの?って言いたいけど

 

 好きだったからと言われても

 遊びだったと言われても

 

 どちらにしても傷つく。

 

 だから聞きたくない。」

 

 

 

小田さん

「……すいません……。

 

 

 

 それで、

 子供が出来たって…」

 

 

武田さん

「その答えも

 聞きたくない。」

 

 

 

小田さん

「・・・・。

 

 

 じゃあ反対に質問するよ。

 

 俺は、どうしたらいい。

 

 武田さんはどうしたい?」

 

 

武田さん

「……」

 

 

その質問に、

武田さんは泣き崩れた。

 

 

 

 

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