このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

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隣の芝生②のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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部長

「さぁそろそろ

 武田さんの体調も気になるし

 今日はおひらきにしようか。」

 

 

ひとしきり話した後、

部長は武田さんに

その男と会わせるようにと念押した。

 

お店から出て

部長をタクシーで見送ってしまうと

小田さんと2人きりになってしまう。

 

 

武田さん

「部長!大変厚かましいのですが

 近くの駅までだけ

 一緒に乗せて行ってください!!」

 

 

思わずそう叫んでいた。

 

 

部長

「当たり前だよ。

 妊婦さんなんだから、

 家の近くまでいこう。」

 

 

妊婦さん……

 

 

そんなあったかい響き

妊娠が発覚したその日から

一度も使ったことなどなかった。

 

自分のお腹の中にいる子は

パパには望まれていない子。

 

最初からずっとそう思ってきた。

 

 

泣きそうになる気持ちを抑えて

タクシーに乗り込んだ。

 

今まで見たこともないような

不安な表情をした小田さんが

部長と武田さんが乗るタクシーを

見送っていた。

 

 

部長

「そういえばさ… 

 言いたくなければいいけど

 相手はどこで出会ったんだ?」

 

 

武田さんはしばらく黙っていた。

 

小田さんの名前を

言ってしまおうか。

 

 

それを言ったら

状況は今よりも

良くなるのだろうか。

悪くなるのだろうか。

 

 

迷いに迷って、

言うのをやめた。

 

 

タクシーを降りたら

小田さんからの着信が

5分おきに残っていた。

 

 

 

 

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