このブログは私の親友ミキの結婚から
別居に至るまでを書いています。
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しかし現在は記事がリアルに追いついたため
ミキの話題の進捗がない日は
最近あった隣の芝生話を書いています。
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※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、
身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが
本人の了承を得て書いています。
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武田さんには、
実家の母親の体調が悪いと
嘘をつき続けてきた小田さん。
既婚者であることは隠して。
しかし実際のところは、
奥さんと義理のお母さんと同居。
なにも知らないはずの
武田さんから突然
家庭への質問が飛んできて
お酒も入り、
部長を目の前にしている今
いつものような咄嗟の嘘が
思いつかないようだ。
武田さん
「え、小田さんって
義理のお母さんとも
同居されてるんですか?
あれ?
じゃあ実のお母様はどちらで?」
質問する武田さんの隣で
部長は相変わらず
ニコニコ無邪気に耳を傾けている。
小田さん
「あーー、えっと、あぁ
今住んでいる家から
みんな近いところに住んでるから。」
武田さん
「??みんな?」
小田さん
「あれ?
もう俺酔っ払いましたかねー。
なに言ってるか
わからなくなってきたなぁ。」
武田さん
「あれ、そういえば奥さん
お元気ですか?」
小田さん
「え?なにその質問。」
武田さん
「部長にはご家庭の話を
よくされるようなので、
私もたまには伺いたくて。
ですよね、部長。
小田さんって私の指導も
遅くまでしてくださっているのに
ご家庭も大事にされていて
すごいですよね。」
部長
「いやあほんとだよ。
しかもお母さんの体調が悪いなんて
知らなかったとはいえ
小田くんに新人指導任せっきりで
悪かったな。
これから手伝うよ。」
小田さん
「・・・」
出た。
必殺、黙る。
武田さんは思った。
この人は、
こんなに情けない人だったのかと。
もう、この人のことは怖くない。
嫌われたくないと思っていたけれど
むしろ今はこの人を
傷つけたい、懲らしめたい。
泣き寝入りしたくない。
そう思った。
武田さんは息を吸い込む。
武田さん
「部長、こういう席でなんですが
実は部長に
お話ししたいことが
あったんです。」
部長
「え?どうしたの
あらたまって。」
小田さん
「た、武田さん!!
やめよう。こんな席で話すのは!」
部長
「?どうしたんだ?
小田も知ってるのか?」
小田さん
1人でなにを焦っているの?
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