このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

  ↓  ↓  ↓

最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

別の話もつらつらと書いています。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

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ひとまず武田さんと私は

本当は初対面ではないこと、

共通の知り合いがいるということはわかったが

 

結論から先に話してくれない

武田さんの話ぶりが

本当に回りくどく感じてしまい

これが仕事の部下だったら

 

「手短に話してぇー

 結論から先に言ってぇーー」

 

と、促しただろう。

 

 

けれど、さほど顔色も良くない

武田さんの表情を見ていると

ひとまず彼女のペースで聞くしかない。

 

 

武田さん

「恵さんて昔から、

 仕事の悩みとかプライベートの話も

 良く聞いてくれるんですよ…

 

 それで、今回の件を話したら

 

 (なんか私の友人が書いてるブログの

  旦那の手口そっくりだなぁ

  同一人物だったりして)

 

 って言われまして‥」

 

 

今回の件が何かはまだ

はっきりとは聞いていないが

タクヤと同じ手口ということは

 

これもつまり想像するに

武田さんは上司に嘘でもつかれて

交際が始まったのだろう。

 

 

武田さん

「恵さんに

 (そのご友人のブログには

  どんなことが書いてあるんですか)

  って聞いたら

 

 『話すと長くなるから

  読んでみたらいいよ。

  書いたのは、

  あの時のパンダさんだよ』って、

 

 それでパンダさんのブログを

 教えてもらったんです。」

 

 

「あぁ、じゃあ武田さんはアレを

 読んでるってことですね。

 

 ミキはあのブログ、 

 友人や家族にもオープンで

 多くの人に伝えたい!  

 っていうことで

 私も友人には

 書いてることを明かしてるんです。

 

 悩んでいる方の

 なんらかの気づきや

 手助けになるならと。」

 

 

武田さん

「はい、それも伺いました。

 

 それで読んだら、

 確かにそのブログに出てくるタクヤが

 私の相手にそっくりで…

 

 もしかしたら、

 彼がタクヤかと思ったりして…

 

 違うのわかってるんですけど

 私って、すごいバカだったなって‥

 

 しかも私が和歌子さんと違うのは

 

 

 ‥‥妊娠までして‥」

 

 

 

そこまで言うと武田さんは

涙こそ見せなかったが、

顔を歪めて、黙って俯いた。

 

 

 

 

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