お読みいただいてありがとうございます。 

最近読んでくださる方が多くなり

途中から見ていただいている方のために

簡単なあらすじをまとめています。 

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最新のあらすじ

 

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ミキにとって

新しい一歩を踏み出した別居の日。

 

実家のお母様も一緒に

清々しい気持ちで

歩み出せるはずの日。

 

 

実際、ミキはその日を

心から喜んでいた。

 

 

ご病気で

東京まで来れなかったお父様や

お電話でもお話させていただいた

お母様からは、

私にまでお礼の言葉を頂いて

なんだかありがたかった。

 

 

 

そんな日にも

タクヤは連絡をしてくる。

    


内容は、あの通帳はどこにあるとか

あれはどうなっているとか

そういう他愛もないことだが

 

 

そんなこと

 

 

 

しらん。

 

 

 

勝手にして欲しいが

連絡をしてくるタクヤ。

 

 

けれどミキはもうそんなタクヤに

構っている場合ではないし

構う必要もない。

   




 

そんな、清々しい別居の翌日。



 

ミキにはこれから

しんどいことが待っていた。

 





それはほんの少しの期間だけ

 

 

チビミキちゃんと

離れて暮らすことだった。

 

 

 

その理由は、その時、

季節は2月。

 

さほど規制は厳しくなかったが

徐々にコロナの影響が出始めて

もしかしたら保育園が

一時的に休園になるかもしれないと

そう言われ始めていた時期。



それがいつまでになるか、

先は見えない。


世界中が、この先どうなるか

わからなくなってきた。


 

そうなるとミキは

1人チビミキちゃんを抱えて

自宅で仕事をしながら子育てをして

生活費を稼がなければならない時に


たった1人で、2歳の元気盛りと

同じ空間で仕事をするということは

かなり難しいことだ。

 

そんな中で

これからの基盤づくりや、

裁判の準備、


内容証明の作成や打ち合わせなど

同時並行でこなすのは

心療内科に通うミキにとって

ハードすぎる内容だった。

 

 

そこで、まだその時は

コロナの影響が全くない土地にいる

実家のお母様から

1ヶ月くらいの期間だけ

チビミキちゃんを連れて帰りたいと

申し出てくれたのだ。


 

ミキのお母様は、

元保育士でもあった。

 

 

おばあちゃんのことが

大好きなチビミキちゃん。

 

 

また何よりタクヤが

何をしでかすかわからない時期に

そして、コロナという未知のウイルスに

振り回され始めた時に


実家でみてくれるというのは

ありがたい申し出だった。

 

 



しかしそれでもミキは

悩みに悩んだ。

 

 

これまで

たった1日の出張の日でさえ

保育園に預けている毎日でさえ

夕方になると

 

「チビミキに会いたい!」

 

と言っていたミキ。



 

そんなミキが出産後初めて

長い間娘ちゃんと

離れて暮らすことになる。

 

 

だけどよく考えてみたら

これから何年も一緒に暮らす中の

数ヶ月。

 

 

今行うべきは

チビミキちゃんの生活と

ミキの体を守ること。

 

離婚に向けてしっかり準備をして

 

そしてこれからの長い将来

2人で楽しく暮らしてゆくための

基盤を作ること。

 

 

ミキは今ではなく

もっと先の自分の将来を描き

立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

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私は桜色が欲しかったのですが

今ひんやりマスクは本当に人気ですね。