お読みいただいてありがとうございます。

最近読んでくださる方が多くなり

途中から見ていただいている方のために

簡単なあらすじをまとめています。

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最新のあらすじ

 

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一晩中泣いて泣いて、泣きすぎて

翌朝は目がパンパンだというミキ。

 

なんであんなに好き勝手したやつのために

ミキがこんなに

苦しい思いをしなければいけないんだろう。

 

 

どうしてどっちもお互いから、

離れてくれないのだろう。

 

 

ただただ話を聞いているだけの

自分は無力だと思った。

 

 

それでも彼女は朝になると顔を上げて、

命より大切な

ちびミキちゃんの身支度をして

保育園に連れていく。

 

大変だけれど、

この子の存在が支えだと言いながら。

 

 

 

 

ミキLINE

「とりあえずこれから

 タクヤは実家に帰るって。」

 

 

 

私LINE

「ひとまずよかった。

 もう、ミキの引っ越しの日まで

 帰ってこないでほしいね。」

 

 

 

心からそう思っていた。

 

タクヤの暴言と涙。

その不安定な行ったり来たりが

堪え難いほど腹立たしい。

 

 

 

 

ミキLINE

「うん。昨日あんなに子供みたいに

 私の悪口ばっかり言ってさ

   見下してきたのに

 朝起きたら、普通になってた。

 

 もう絶対におかしい。

 

 自分の発言は高圧的じゃないとか

 そんなことも言ってたけど

 どう考えてもおかしい。」

 

 

 

私LINE

「実家のご両親はさ

 こうなってること知ってるの?

 

 息子のことで

 謝罪とかはあったの?」

 

 

 

 

ミキLINE

「謝罪はない。

 どこまで話してるのかも知らない。

 

 きっとタクヤは私のことを

 悪く言っているだろうから

 両親も息子をかばうんだろうな。

 

 まぁもともと父親の方も

 話が通じる相手でもないから

 どうでもいいんだけど。」

 

 

 

私LINE

「そっか・・・じゃあ

 親に言うとかそういうのは

 全部別居のあとにするとして

 

 とにかく私はタクヤのこと

 何にも信用してないからね。

 今、出ていくって言っても

 また帰ってくるだろうし。」

 

 

 

ミキLINE

「今日出て行くのはさ

 昨日タクヤの方から

 もう一緒に入れないから

 出ていくって言われた。

 

 私も、もう無理だから

 そうしてって言ったの。」

 

 

いや、

 

 

いやいやいやいやいや

 

 

だから

 

 

もう一緒にいれないとか、

お前が言うな!!!!!!

 

 

 

ミキLINE

「鍵、つけかえようかな。

 これ以上なんかしたら

 すぐに警察に電話するから。」

 

 

私LINE

「私だって、

 タクヤがミキになんかしかけたら

 すぐに行くから!」

 

 

ミキLINE

「本当にゴメンなさい・・

 パンダさんに迷惑ばっかり・・・」

 

 

 

ミキ、謝らないでよ。

 

今のミキは、

本当のミキじゃないから。

 

大丈夫だから。

 

 

 

 

ミキLINE

「だけど・・本当はやっぱり‥‥ 

 メンタルきついな‥‥ 

 

 身体も、、結構ダメージ、、

 受けてるのかな‥」

 

 

 

 

「そりゃあそうだよ。

 

 モラハラをされ続けると、

   自己否定をする思考回路が

 出来上がるっていうじゃない。

 

 だから、モラハラ被害者が

 モラハラ環境から抜け出せないのは、

 心理学的な理由があるって。」

 

 

 

ミキ

「うん・・・部下にもね、

 前の私と違うって言われるの‥

 

    だから、私が抜け出さないとねって

 思ってはいるんだけど・・

 チビミキに影響があったら大変だし。

 

    娘は守るけどね、絶対に。」

 

 

 

 

 

なんて

そんなやりとりをしたのもつかの間

 

その日の夜も

タクヤは帰ってきた。